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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00275.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院医療等の調査・評価分科会(令和7年度第5回 6/26)《厚生労働省》 |
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(病棟の多職種の職員の配置とタスクシフト・タスクシェア)
• 入院基本料・入院料や各種加算の施設基準において、多職種の職員の配置基準が規定されている。
• リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算で多職種の配置がある病棟では、関係する業務に療法士や管理
栄養士が主として関わる割合が増え、医師や看護職員が主として関わる割合は減っていた。
(病棟におけるリハビリ)
• 病棟専従の療法士は、疾患別リハビリテーションの他に、ADL等の評価、他職種へのポジショニング等に関す
る助言、可動域等や退院後を考慮した患者へのケア提供、環境調整等を行っていた。これらの一部は、看護師
等も実施する業務について、リハビリの視点から関わっていた。
• 回復期リハビリテーション病棟における短時間のリハは、疾患別リハ担当の理学療法士・作業療法士・言語聴
覚士が空き時間に実施している割合が高く、短時間のリハ担当の職種が常駐している割合は少なかった。
(病棟における栄養管理)
• 令和6年度改定で導入した低栄養評価のGLIM基準の活用状況は、地域包括医療病棟が100%と最も高く、特定
機能病院が40.4%と最も低かった。GLIM基準の導入により、多職種連携が進んだという回答が約5割。
• 入院時に低栄養リスクを有する患者は、急性期一般で約4割、地域包括医療病棟などでは約8割。
• 累次の改定において、管理栄養士の病棟での業務が推進されているが、多くの病棟では配置が進んでいない。
• 管理栄養士が病棟で従事する時間が就業時間のうち2割未満の病棟が約3割あり、そのような病棟では栄養情
報提供書の作成やミールラウンドの実施割合が特に低い。
• 栄養サポートチーム加算の届出施設数は増加しているが、入院料により算定状況は様々。未届け理由は、研修
を受けた専門職確保が困難であることが多く、チーム設置のメリットが少ないことも3割超。
【課題】
○ 上記の現状について、どのように評価するか。
○ 上記の現状を踏まえて、さらに検討を進めるべき事項についてどのように考えるか。84