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参考資料4-2 障害福祉現場における生産性向上の基本的な考え方-当事者視点に立ったケアの充実のために- (3 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_72830.html |
| 出典情報 | 社会保障審議会 障害者部会(第155回 4/24)《厚生労働省》 |
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第
1
章
1.はじめに
1.1. 背景
障害福祉の現場では、利用者一人一人に寄り添った支援が日々行われています。その一
方で、記録や事務作業に追われたり、人手不足の中で業務を回したりと、「もっと利用者
と向き合う時間があればいいのに」と感じる場面も少なくないのではないでしょうか。
こうした状況の中で、「生産性向上」という言葉を聞く機会が増えてきましたが、障害
福祉においては、その取組はまだ始まったばかりと言えます。「生産性」と聞くと、「効
率を優先して、支援が画一的になるのではないか」「現場がさらに忙しくなるのではない
か」といった不安や戸惑いを感じる方も多いかもしれません。
その一方で、国全体では、医療や介護等の分野において、現場の負担を減らし、より良い
サービスにつなげるための取組として、生産性向上の取組に対する支援が強化されていま
す。障害福祉分野についても、こうした流れの中で、生産性向上の重要性が位置付けられ
てきています1 。
しかし、障害福祉の現場では、
A
●生産性向上がなぜ必要なのか、どんな良いことがあるのかが、十分に共有されて
いない
● 「生産性」という言葉そのものに、どこか距離を感じてしまう
● 実際に何から始めればよいのか、具体的なイメージを持ちにくい
といった課題があるのも事実です。
1.2.本書の目的
本書では、先に述べた課題を踏まえ、障害福祉現場における生産性向上は、「支援を減
らすこと」や「人を減らすこと」ではなく、「ケアを充実させるためのもの」であること
を示します。ここでいう「ケア」とは、日常生活の支援にとどまらず、障害のある方が自
らの望む生活を主体的に営むことができるよう支援することを含む、幅広い概念として用
いています。業務の進め方を見直したり、使える道具や仕組みを上手に取り入れたりする
1 内閣府(2025)では、医療・介護とともに障害福祉分野についても生産性向上・省力化の実現に関する記載が盛
り込まれた。また、内閣官房(2025)及び厚生労働省(2025)では、障害福祉分野の生産性向上に関する目標が策定
された。
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1
章
1.はじめに
1.1. 背景
障害福祉の現場では、利用者一人一人に寄り添った支援が日々行われています。その一
方で、記録や事務作業に追われたり、人手不足の中で業務を回したりと、「もっと利用者
と向き合う時間があればいいのに」と感じる場面も少なくないのではないでしょうか。
こうした状況の中で、「生産性向上」という言葉を聞く機会が増えてきましたが、障害
福祉においては、その取組はまだ始まったばかりと言えます。「生産性」と聞くと、「効
率を優先して、支援が画一的になるのではないか」「現場がさらに忙しくなるのではない
か」といった不安や戸惑いを感じる方も多いかもしれません。
その一方で、国全体では、医療や介護等の分野において、現場の負担を減らし、より良い
サービスにつなげるための取組として、生産性向上の取組に対する支援が強化されていま
す。障害福祉分野についても、こうした流れの中で、生産性向上の重要性が位置付けられ
てきています1 。
しかし、障害福祉の現場では、
A
●生産性向上がなぜ必要なのか、どんな良いことがあるのかが、十分に共有されて
いない
● 「生産性」という言葉そのものに、どこか距離を感じてしまう
● 実際に何から始めればよいのか、具体的なイメージを持ちにくい
といった課題があるのも事実です。
1.2.本書の目的
本書では、先に述べた課題を踏まえ、障害福祉現場における生産性向上は、「支援を減
らすこと」や「人を減らすこと」ではなく、「ケアを充実させるためのもの」であること
を示します。ここでいう「ケア」とは、日常生活の支援にとどまらず、障害のある方が自
らの望む生活を主体的に営むことができるよう支援することを含む、幅広い概念として用
いています。業務の進め方を見直したり、使える道具や仕組みを上手に取り入れたりする
1 内閣府(2025)では、医療・介護とともに障害福祉分野についても生産性向上・省力化の実現に関する記載が盛
り込まれた。また、内閣官房(2025)及び厚生労働省(2025)では、障害福祉分野の生産性向上に関する目標が策定
された。
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