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参考資料4-2 障害福祉現場における生産性向上の基本的な考え方-当事者視点に立ったケアの充実のために- (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_72830.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第155回 4/24)《厚生労働省》
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このように、自分たちの法人・事業所で大切にされてきた理念や価値観を具体化してい
くことは、どのような「ケアの充実」を実現したいのかを具体化することでもあります。
本書でいう「ケア」とは、介助をしたり、サービスを提供したりする行為そのものに限り

ません。利用者の生活を支えるための関わり全てを意味しています。こうした考え方に基
づき、本書では、「当事者視点に立ったケアの充実のための生産性向上」として、次の三
つの要素として整理しました。





●利用者のQOL(生活の質)の向上
●支援者の働きがいの向上
●持続可能な事業運営の実現
「当事者視点に立ったケアの充実のための生産性向上」の実現には、これら3つの要素
をバランスよく実現していくことが重要です。
このような整理を参考に、各法人・事業所ならではの「生産性向上」の「見える化」を
進めることが生産性向上の取組を進めるための出発点であり、現場での対話や改善を重ね
ていくための重要な一歩です。

コラム:ロジックツリーで「見える化」する

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本書では、生産性向上の具体的な手法として、主に「ロジックツリー」を用いま
す。ロジックツリーとは、物事を分解して構造化することで、「全体」と「部分」
の関係を整理するための手法です。ロジックツリーでは、右(下位の概念)に向か
うほど、要素が細かく分解されていき、上位の概念(左)から下位の概念(右)へ
と進むにつれて、内容がより具体的に分かれていきます。全体像と、そこに至るた
めの具体的な取組との関係を、ひと目で把握できることが特徴です。
この手法は、考えたい要素の大きさや具体性がばらばらな場合でも、それぞれを
適切な階層に整理し、全体像を見渡すのに役立ちます。また、ロジックツリーとし
て「見える形」にすることで、自分たちの考えを他の職員や関係者と共有しやすく
なるという利点もあります。
数ある分析・整理の手法の中でも、ロジックツリーは、こうした「自分たちは何
を大切にしているのか」、「どのような姿を目指しているのか」、「そのために、
現場で何に取り組むのか」といった問いを理念や価値観から実践まで段階的につな

げて整理できる点に特徴があります。

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