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【資料2】業績評価シート(令和6年度)Ⅰ.2.戦略的保険者機能の一層の発揮 (72 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html |
出典情報 | 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》 |
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品の選定療養制度の後押しもあり、年度末時点で全国平均 89.1%(対前年度比 5.5%)と大
幅に向上した。
〇
第四期医療費適正化基本方針や後発医薬品に係る新目標(2029 年度)において、「医薬品
の安定的な供給を基本としつつ、後発医薬品の数量シェアを 2029 年度末までに全ての都道
府県で 80%以上」とする主目標が設定された。また、副次目標として「2029 年度末までに、
バイオシミラーが 80%以上を占める成分数が全体の成分数の 60%以上」、「後発医薬品の金
額シェアを 2029 年度末までに 65%以上」が新たに設定されている。これを踏まえ、引き続
き、ジェネリック医薬品の数量ベースの使用割合を維持しつつ、バイオシミラーとジェネリ
ック医薬品金額ベースの使用割合向上に取り組む。
○
地域フォーミュラリについては、各地域における策定状況を把握したうえで、モデルとな
りえる成分についてフォーミュラリ導入時の削減効果額等を示しつつ、都道府県や関係団体
への働きかけに取り組んだ。
○
バイオシミラー使用促進については、バイオシミラーを処方する医療機関への直接のアプ
ローチが効果的と考え、2024 年度パイロット事業として、10 支部で先行して使用促進事業
に取り組んだ。成分ごとの使用状況や地域の使用状況との比較など自院のバイオシミラー使
用状況の分析結果をまとめた資料を作成し、地域の基幹病院を中心に 36 か所の医療機関へ
訪問して、阻害要因等のヒアリング等を行った。医療機関からは、県平均や地域の医療機関
と自施設の比較情報は有意義な情報であり、協会のデータを活用した分析結果の提供がバイ
オシミラーの使用促進の一助となり得るという反応があった。2024 年パイロット事業につい
ては、国が第 4 期医療費適正化基本方針で示したバイオシミラー使用促進に先駆的に協会が
取り組んだものである。本事業は 2025 年度から全国展開し、47 支部すべてで取り組むこと
としており、その際には、より効果的な働きかけとなるようパイロット事業を踏まえて、事
業の改善を検討し、準備を進めた。こうした取組より、協会けんぽのレセプトデータでは、
2025 年 1 月時点でバイオシミラーに 80%以上置き換わった成分割合(バイオシミラー置換
成分割合)は、全体の成分割合の約 28%となり、目標としていた 18%を上回ることができ
た。
○
ポリファーマシー(多剤服薬の有害事象)や上手な医療のかかり方については、協会ホー
ムページや LINE 等の広報媒体を活用し、関係団体と連携しながら加入者への周知広報を行
った。
○
以上により、達成状況を判定基準に照らし合わせ、
・
ジェネリック医薬品使用割合は 47 支部全てで 80%以上を達成した(達成率 100%)ほ
か、全国平均で 89.1%となり、対前年度比 5.5%と顕著な成果が得られていること
・
バイオシミラーの置換成分割合については 80%以上置き換わった成分が全体の 18%
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幅に向上した。
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第四期医療費適正化基本方針や後発医薬品に係る新目標(2029 年度)において、「医薬品
の安定的な供給を基本としつつ、後発医薬品の数量シェアを 2029 年度末までに全ての都道
府県で 80%以上」とする主目標が設定された。また、副次目標として「2029 年度末までに、
バイオシミラーが 80%以上を占める成分数が全体の成分数の 60%以上」、「後発医薬品の金
額シェアを 2029 年度末までに 65%以上」が新たに設定されている。これを踏まえ、引き続
き、ジェネリック医薬品の数量ベースの使用割合を維持しつつ、バイオシミラーとジェネリ
ック医薬品金額ベースの使用割合向上に取り組む。
○
地域フォーミュラリについては、各地域における策定状況を把握したうえで、モデルとな
りえる成分についてフォーミュラリ導入時の削減効果額等を示しつつ、都道府県や関係団体
への働きかけに取り組んだ。
○
バイオシミラー使用促進については、バイオシミラーを処方する医療機関への直接のアプ
ローチが効果的と考え、2024 年度パイロット事業として、10 支部で先行して使用促進事業
に取り組んだ。成分ごとの使用状況や地域の使用状況との比較など自院のバイオシミラー使
用状況の分析結果をまとめた資料を作成し、地域の基幹病院を中心に 36 か所の医療機関へ
訪問して、阻害要因等のヒアリング等を行った。医療機関からは、県平均や地域の医療機関
と自施設の比較情報は有意義な情報であり、協会のデータを活用した分析結果の提供がバイ
オシミラーの使用促進の一助となり得るという反応があった。2024 年パイロット事業につい
ては、国が第 4 期医療費適正化基本方針で示したバイオシミラー使用促進に先駆的に協会が
取り組んだものである。本事業は 2025 年度から全国展開し、47 支部すべてで取り組むこと
としており、その際には、より効果的な働きかけとなるようパイロット事業を踏まえて、事
業の改善を検討し、準備を進めた。こうした取組より、協会けんぽのレセプトデータでは、
2025 年 1 月時点でバイオシミラーに 80%以上置き換わった成分割合(バイオシミラー置換
成分割合)は、全体の成分割合の約 28%となり、目標としていた 18%を上回ることができ
た。
○
ポリファーマシー(多剤服薬の有害事象)や上手な医療のかかり方については、協会ホー
ムページや LINE 等の広報媒体を活用し、関係団体と連携しながら加入者への周知広報を行
った。
○
以上により、達成状況を判定基準に照らし合わせ、
・
ジェネリック医薬品使用割合は 47 支部全てで 80%以上を達成した(達成率 100%)ほ
か、全国平均で 89.1%となり、対前年度比 5.5%と顕著な成果が得られていること
・
バイオシミラーの置換成分割合については 80%以上置き換わった成分が全体の 18%
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