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【資料2】業績評価シート(令和6年度)Ⅰ.2.戦略的保険者機能の一層の発揮 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》
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【自己評価の理由】


2024 年度のパイロット事業として「バイオシミラー情報提供ツールを活用した医療機関へ
のアプローチ事業」を先行的に 10 支部で実施した。レセプトデータをもとに、二次医療圏単
位や医療機関単位などでバイオシミラーの使用状況を可視化したツールを作成し、現状を分
析した。その上で、支部職員が 36 医療機関へ訪問し、分析データを説明するとともに、医療
機関のバイオシミラー導入の取組状況や導入の課題等についてヒアリングや意見交換を行
った。加えて、バイオシミラーの医療機関の薬剤部向けの研修会を開催するなど、医療機関
向けのバイオシミラー使用促進を図った。



パイロット事業を行う中で、バイオシミラーの使用促進として、データを分析し、医療機
関への個別アプローチによる働きかけが有効であると考えたことから、本事業について次年
度に全国展開することとし、年度当初から事業を開始できるよう準備を進めるとともに、パ
イロット事業の実施内容を踏まえて、より効果的な働きかけとなるようにデータの分析手法
の見直しや、全支部で実施するにあたって支部職員が自立して分析や訪問ができるようにツ
ールの改善やマニュアルの整備など、事業内容の検討を行った。



保険者努力重点支援プロジェクトは、都道府県単位保険料率が高い水準で推移している北
海道、徳島、佐賀支部(以下「対象 3 支部」という。)と本部が連携し、保険料上昇の抑制が
期待できる事業を実施すること、併せて、本プロジェクトの実施を通じて蓄積した分析・事
業企画の手法について、全支部に横展開していくことを目的に実施。
分析・事業企画について、その検討段階から医療・公衆衛生・健康づくり等に精通された

外部有識者の助言を受けながら「課題解決に向けて取り組む 2024 年度事業」を決定し、詳細
設計等の準備期間を経て、2024 年 8 月より順次事業を開始。
また、本プロジェクトで実施したデータ分析の手法等について、他の 44 支部への横展開
を図るべく、2024 年 9 月に支部幹部職員と分析担当者を対象とした研修会(分析結果の解
釈・評価の視点等)を開催。
加えて、
「喫煙率が高い」といった対象 3 支部と同じ健康課題のある支部のうち、先ずは 6
支部と本部が連携し、2025 年度からの課題解決に向けた事業実施(先行実施)に向けた準備
を進めた。


さらに 2024 年度においては、公益社団法人国民健康保険中央会等と連携した新たなモデ
ル事業の本格実施を図った。
本モデル事業は、将来的に医療保険制度の枠を超えて、被用者保険(協会けんぽ等)と地

域保険(市町村国民健康保険)が共同した生活習慣病の発症予防や健康づくりの取組、ひい
ては地域住民全体の健康度の向上が期待できる施策の全国的な推進を目指し、2 市町(鳥取
県東伯郡湯梨浜町及び佐賀県鳥栖市)、公益社団法人国民健康保険中央会等と本部、鳥取支部、
佐賀支部が連携し、保健事業(ポピュレーションアプローチ及びハイリスクアプローチ)を
協働実施するもの。

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