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【資料2】業績評価シート(令和6年度)Ⅰ.2.戦略的保険者機能の一層の発揮 (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第45回 9/25)《厚生労働省》
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【事業計画の達成状況】(事業報告書 P99~P106)


本部主導型パイロット事業
2024年度の本部主導型パイロット事業として、医療費適正化に関する施策についての基本的

な方針(令和5年7月20日厚生労働省告示第234号。以下「第四期医療費適正化基本方針」とい
う。)において取り組むこととされたバイオ後続品(以下、
「バイオシミラー」という。)の使用
促進として、
「バイオシミラー情報提供ツールを活用した医療機関へのアプローチ事業」を10支
部で実施しました。実施概要は以下のとおりであり、当該事業の取組状況を踏まえ、2025年度
に全国展開(全支部においてバイオシミラー使用促進事業を実施)する予定です。
テーマ

バイオシミラー情報提供ツールを活用した医療機関へのアプローチ事業

概要

本部において、協会レセプトデータをもとに、地域や医療機関ごとのバイオ医薬
品・バイオシミラーの使用状況の分析やバイオ医薬品をバイオシミラーに変えた
場合の差額を可視化した、情報提供ツールを作成し、実施支部において、当該ツ
ールを活用し、バイオシミラー使用促進を医療機関に対して働きかけるととも
に、医療機関の方針や課題などの意見交換を行う。

実施支部


青森、福島、新潟、石川、福井、静岡、大阪、愛媛、福岡、宮崎

保険者努力重点支援プロジェクト
保険者努力重点支援プロジェクトは都道府県単位保険料率が高い水準で推移している北海

道、徳島、佐賀支部(以下、「対象 3 支部」という。)において、2024 年度中を目途に保険料
率上昇の抑制が期待できる事業を実施すること、併せて、本プロジェクトの実施を通じて蓄
積した分析・事業企画の手法について、全支部に横展開していくことを目的として、2022 年
度下期より開始しています。
本プロジェクトでは、その検討段階から医療・公衆衛生・健康づくり等に精通された外部
有識者等の助言を受けるため、それぞれ複数名の外部有識者等で構成した「アドバイザリー
ボード」及び「アドバイザリーボードワーキンググループ」を設置するとともに、医療・公
衆衛生・健康づくり等に加え、対象 3 支部それぞれの地域医療にも精通された外部有識者 3
名を地域アドバイザーとして委嘱しています。
これまでに、アドバイザリーボード等を計 5 回開催し、2023 年 11 月開催の第 4 回アドバイ
ザリーボードでは、データ分析結果により洗い出された課題のうち、これまでの議論等を踏
まえ、「優先して解決すべき 5 つの課題」と、「課題の解決に向けて取り組む令和 6 年度事
業」について決定し、詳細設計等の準備期間を経て、2024 年 8 月より順次事業を開始しまし
た。
また、本プロジェクトで実施したデータ分析の手法等について、他の 44 支部への横展開を
図るべく、2024 年 9 月に支部幹部職員と分析担当者を対象とした研修会(分析結果の解釈・
評価の視点に関するアドバイザリーボードワーキンググループ委員の講演等)を開催しまし
た。

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