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参考資料6 全国がん登録 個人情報保護のための安全管理措置マニュアル 第2版<公開> (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60625.html
出典情報 厚生科学審議会 がん登録部会(第32回 8/4)《厚生労働省》
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3.

技術的安全管理対策
リスクに対し、安全管理措置として、組織的、物理的、技術的、人的な対策をとるべきである。

本節では技術的安全管理対策について述べる。技術的安全管理措置とは、個人情報及びそれを取り
扱うシステムへのアクセス制御、不正ソフトウェア対策、システムの監視等をいう。技術的な対策
のみで全ての脅威に対抗できる保証はなく、一般的には運用による対策との併用は必須である。技
術的安全管理対策には以下の事項が含まれる。
ア. 登録室職員の識別及び認証
イ. 情報の区分管理とアクセス権限の管理
ウ. アクセスの記録(アクセスログ)
エ. 不正ソフトウェア対策
オ. ネットワーク上からの不正アクセス対策
【基本対策】
(1) 登録システムは、全国がん登録事業専用のクライアント PC、プリンタ、スキャナ等により、
安全性が確保された、物理的又は論理的に独立した有線のネットワークで構築する。
(2) 個人情報が保存されないクライアント PC は、OS(Windows など)のログインとデータベ
ースへのログインなど、複数の技術的安全対策を講ずる。
(3) OS(Windows など)のログインとデータベースへのログインのためのパスワードを 8 桁以
上のものに設定し、第三者が容易に推測できるものは避ける。
(4) OS(Windows など)のログインとデータベースへのログインのためのパスワードを定期的
に変更し、以前設定したものの使い回しは避ける。
(5) パスワードを第三者の目につくところにメモしたり、貼付したりしない。
(6) 外部から個人情報を電子媒体(USB メモリ、CD-R など)で受け取る際には、ウイルス等の
不正なソフトウェアの混入がないか、登録システムに接続する前に最新のウイルス定義パター
ンファイルを用いて確認する。
(7) 外部記録媒体が接続できるクライアント PC を限定する。

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