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資料1_新型インフルエンザ等対策政府行動計画(案) (155 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisakusuisin_dai11_2024.html
出典情報 新型インフルエンザ等対策推進会議(第11回 4/24)《内閣官房》
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治療薬・治療法(初動期)

第2節 初動期
(1)目的
新型インフルエンザ等の発生時に、早期終息を目的として、準備期に構築し
た体制を活用して、速やかに有効な治療薬の開発、承認、確保及び供給を行う
とともに、治療法の確立と、全国的な普及を目指した対応を行う。
国及び JIHS は、AMED と連携し、準備期での整理に基づき、有事の体制へ早
期に移行する。国は、発生した新型インフルエンザ等について、速やかに重点
感染症への指定を行い、感染症危機対応医薬品等の開発を進める国際的な動向
を注視しながら、治療薬・治療法の研究開発を推進するとともに、治療薬の迅
速な承認から生産、配分、流通管理等を含めた、一連の取組を進める。
(2)所要の対応
2-1. 国内外の研究開発動向等の情報収集・分析及び共有
国及び JIHS は、AMED を含む国内外の関係機関と連携し、発生した新型イ
ンフルエンザ等に関する治療薬・治療法の国内外の研究開発動向や臨床情報
等に関する情報を随時収集し、その分析を行う。また、その知見を政府内や
都道府県、医療機関等の関係機関で共有するなど、双方向的な情報共有を行
う。(厚生労働省、健康・医療戦略推進事務局、外務省、文部科学省)
2-2. 研究開発方針等の検討
国は、JIHS 及び AMED 等と連携し、発生した新型インフルエンザ等の治療
薬・治療法の研究開発や治療薬の確保方針について随時検討を行う。(厚生
労働省、健康・医療戦略推進事務局)
2-3. 迅速な研究開発の実施
2-3-1. 病原体やゲノム情報の早期入手
国及び JIHS は、治療薬・治療法の開発を推進するため、国内外の機関と
連携し、病原体及びゲノム配列データ等の情報を早期に入手し、研究開発を
行う製薬関係企業や研究機関等の関係機関に対し分与・提供する。(厚生労
働省、外務省、文部科学省)
2-3-2. 基礎研究及び橋渡し研究の推進
国及び JIHS は、AMED と連携し、新たな治療薬・治療法の研究開発のため、
国内外の関係機関と連携し、準備期において蓄積した重点感染症に対する研
究開発基盤等を活用し、早期の臨床応用を目指し、基礎研究及び橋渡し研究
を迅速に実施する。
(厚生労働省、健康・医療戦略推進事務局、文部科学省)

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