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提案書15(2801頁~2999頁) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

日本整形外科学会・日本臨床整形外科学会・日本整形外科超音波学会などでは毎年必ず演題が上がっている。日本リウマチ
学会では関節超音波検査講習会が開かれ、その普及に貢献している。
エコーを普段使用している医師であれば、その技術獲得はそれほど難しくない。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

整形外科・麻酔科・救急科
エコー機器があればどの施設でも実施可能。

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

医師一人で実施可能。通常のエコー検査が実施可能であれば手技は平易で、特別な専門性、経験年数は問わない。

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

現在のガイドラインに記載はないが、現在記載が検討されている。

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

薬液を正確に関節腔内に注射でき、また神経血管束を避けることができ、安全性は向上する。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

エックス線透視下においても実施可能だが、その際の被爆は避けられ無い。エコーを用いることで被爆を避けることができ
る。


妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)

500

その根拠

(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):26,940円
外保連試案2022掲載ページ:374-375
外保連試案ID(連番):E61-3-0120
技術度:C 医師(術者含む):1 看護師:0 その他:1 所要時間(分):30
------------------------------------------------------------------(ここまで)

⑩希望する診療
報酬上の取扱い

現在は股関節のエコー検査を行った場合、D215 2 ロ(3)で350点。関節腔内注射を行った場合はG010で80点、合わせて430点
を請求している。
エコーを用いたこの技術を普及させるためには、この430点を超える500点が診療報酬上望ましいと考える。

関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

区分

具体的な内容
増(+)
21,200,000円

その根拠

股関節エコー検査350点、もしくは関節腔内注射80点を行った2,700件が相殺されるため、これらの減額として最低216,000
点(全て関節腔内注射とした場合)-最大945,000点(全て股関節エコー検査とした場合)の減額が期待できる。このため
5,400(人)×500(点)=2,700,000(点)の増額から引き算すると、実際の増額分は1,755,000点から2,484,000点となる。その中
間値を取るとおよそ2,120,000点となる。

備考

なし

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
汎用超音波画像診断装置
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

麻酔薬(リドカイン・メピバカイン)

2)調べたが収載を確認できない

⑭その他

⑯参考文献3

⑯参考文献4

⑯参考文献5

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

d. 届出はしていない
なし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

⑯参考文献2

ステロイド(トリアムシノロンアセトニド)

なし

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

⑯参考文献1

なし

番号
技術名

プラスマイナス
予想影響額(円)
予想影響額

その他(右欄に記載する。)

特になし

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

股関節に発症した偽痛風に対して超音波画像診断装置が有用であった一例
村上 弘明
日本整形外科超音波学会会誌32巻1号 Page130-133
股関節発症の偽痛風発作に対し、エコーを用いることで関節穿刺が可能となり、診断と治療が容易だった
関節鏡下股関節唇形成術症例における股関節唇エコー像と超音波ガイド下放射状造影MRIの検討
渡邊 宣之
日本整形外科超音波学会会誌30巻1号 Page120-124
股関節唇損傷の所見をMRIとエコーにて比較評価したところ、関節鏡所見と一致率が高かったのはエコーだった
成人股関節病変における超音波ガイド下関節穿刺の経験
福士 純一
日本整形外科超音波学会会誌27巻1号 Page126-129
成人の股関節疾患に対しエコー下ガイドの穿刺は、迅速な診断と正確な薬剤投与を可能にする有用な手技だった
変形性股関節症に対するエコーガイド下関節内ステロイド投与の臨床効果
高木 知治, 加畑 多文, 楫野 良知, 井上 大輔, 山本 崇史, 大森 隆昭, 土屋 弘行
Hip Joint43巻2号 Page995-997

4)概要

変形性股関節症に対するエコーガイド下ステロイド投与は、安全かつ確実で除痛効果に優れ、治療方針決定の一助となった

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

前立腺がんによる骨転移により股関節痛に関節内注射が著効した1症例
神移 佳, 米本 紀子, 小林 俊司, 井戸 和己, 森本 正昭, 鶴野 広大
日本ペインクリニック学会誌24巻2号 Page138-139

4)概要

前立腺がん多発骨転移による股関節痛の症例に対し、エコーガイド下に股関節内へステロイドを投与し症状が改善された

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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