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提案書15(2801頁~2999頁) (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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SSIハイリスク群閉頭加算
【医療技術の概要】
開頭術後手術部位感染(Surgical site infection: SSI)が生じると医
療経済的にも患者/医療従事者への負担を考えても重大な損失と
なる。本要望は脳神経外科手術でもSSI発生率が高く問題が生じ
やすい頭蓋骨形成術の成人ハイリスク症例において(現在、小児
例のみに使用が認められる)吸収性プレートの使用を許可し、高
度な感染対策・周術期管理を行うことに対して加算を求める。
【対象疾患】
頭蓋骨形成術を要する病態として、脳梗塞・頭部外傷後の外減圧
術後や開頭術後SSI後の骨弁除去後の患者が対象となる。
術後SSIが発生すると、患者・医療従事者の負担は高度で、医療
経済上も大きなマイナスになる。

合計4度の手術後(1年経過)に、
ようやく、感染・皮膚トラブルが落ち着いた
【加算要望の要点】
SSIハイリスク群について、限定的に、吸収性プレートの使用および、
周術期の管理の困難さを勘案した加算を要望します。
SSIハイリスク要因
患者要因: 薄い皮膚、複数回手術、高齢、放射線治療後、担癌患者、
糖尿病、低栄養、汚染創 等
手術要因: 頭蓋固定具(スクリュー・プレート)を筋膜などで被覆せず、
縫合不全、髄液漏、副鼻腔処置の不備、長時間手術、
出血の多い手術
【診療報酬上の取扱いとして】
本改正要望は、全ての開頭術について認められるべきと考え
ているが、脳神経外科開頭術の中でもSSI発生率が高く、問題
が生じやすい K180-1, K180-2 頭蓋骨形成術について、今回
は要望する。それぞれの手術で、上記のようなハイリスク要因
を有する症例において、症状詳記を行うことにより、加算が認
術後 められるよう申請したい。加算要望は、必要最低限の吸収プ
2831 レート・スクリューシステムの材料費が賄われるものとする。