医療技術評価提案書（保険既収載技術用）
整理番号

403205

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

広範囲顎骨支持型補綴
公益社団法人日本顎顔面インプラント学会
37歯科・歯科口腔外科

主たる診療科（１つ）
提案される医療
技術が関係する
診療科

00なし
関連する診療科（２つまで）
00なし

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無

有

過去に提案した年度
（複数回提案した場合は、直近の年
度）
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

令和４年度

提案当時の医療技術名

広範囲顎骨支持型補綴

追加のエビデンスの有無

有

診療報酬区分

Ｍ

診療報酬番号

025-2

再評価区分（複数選択可）

１－Ａ

算定要件の見直し（適応）

該当する場合、リストから○を選択

１－Ｂ

算定要件の見直し（施設基準）

該当する場合、リストから○を選択

１－Ｃ

算定要件の見直し（回数制限）

該当する場合、リストから○を選択

２－Ａ

点数の見直し（増点）

○

２－Ｂ

点数の見直し（減点）

該当する場合、リストから○を選択

３

項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択

４

保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択

５

新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択

６

その他（１～５のいずれも該当しない）

該当する場合、リストから○を選択

「６

提案される医療技術の概要（200字以内）

その他」を選んだ場合、右欄に記載

M025-2広範囲顎骨支持型補綴の点数を、「１ ブリッジ形態のもの（３分の１顎につき）の保険点数を40,000点、２ 床義歯形態のもの（１顎につ
き）を30,000点」と増点する、

文字数： 89

再評価が必要な理由

昨今の人件費、歯科技工などの外注費等の高騰により収支バランスが崩れ、現行の保険点数では採算が合わない。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
（根拠や有効性等について記載）

人件費、外注費等の高騰分の増点は必要と考える。例えば、令和5年度の人件費は、金額ベースで平均3%強の値上げと厚生労働省は予測している
（https://www.mhlw.go.jp/content/000973897.pdf参照）。また、技工代については、例えば、１ ブリッジ形態のものの保険点数が現行では
20,000点が現行であるところ、CAD/CAM法を用いて薄い金属フレームを削り出し、歯肉部と歯部をレジンで築成する場合が、最もコストを抑えた
方法になるとしても、264,000円と試算され、20,000点は赤字になる。また、もし鋳造法で広範囲顎骨支持型補綴を行うとなると、306,000円とな
り大赤字に陥る。このため、金属量が不十分のままレジン主体で仕上げるに留まる現行のブリッジでは、中長期的な予後に劣り、修理の繰り返し
も否めない。また、２ 床義歯形態のものについては、無歯顎で３本の広範囲支持型補綴を行うとすると、233,000円となり15,000点では作製不可
能となる。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

・対象とする患者：広範囲顎骨支持型装置埋入手術の適応患者 ・医療技術の内容：J109に掲げる広範囲顎骨支持型装置埋入術と同様、デンタル
インプラント埋入手術に準じる。・点数や算定の留意点：J109の点数、算定方法に準じる。

Ｍ

診療報酬区分（再掲）
診療報酬番号（再掲）

025-2

医療技術名

広範囲顎骨支持型補綴
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 治癒率は、10年間の長期予後で、欠損歯数に関わらず約95%の人工歯根残存率と考えている。その根拠は、自費で行われるインプラント治療の10
年間の人工歯根残存率に基づいている。死亡率は、この適応症では報告されていない。
後等のアウトカム

③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

口腔インプラント治療指針2020、公益社団法人 日本口腔インプラント学会に、使用する
ガイドライン等での記載あり（右欄に詳細を記載す
材料は、機械的性質、審美性などを考慮し選択し、また、補綴におけるCAD/CAM技術の有効
る。）
性が示されている。

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