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提案書15(2801頁~2999頁) (40 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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尿路ストーマカテーテル交換法 100点 (片側)の規定を要望
【技術の概要】

【日本臨床泌尿器科医会の実態調査】

腎機能の回復・保持を目的に腎瘻、尿管皮膚瘻といった
尿路変更術が一般的に行われており、その際に挿入された
カテーテルは定期的交換が必要である。このカテーテル
交換時の手技料はJ043-5尿路ストーマカテーテル交換法と
なるが、片側交換でも両側交換でも同点数である。しかし、
両側と片側では処置所要時間に差があるため、同処置料を
片側と規定し、両側の場合を評価して頂くことを要望する。
参考:【外保連処置試案第7.4版】
尿路ストーマカテーテル交換法
(片側) ¥8,231 (T74-08260,T74-08263)
(両側) ¥12,830 (T74-08265, T74-08266)

対象:2022年7月に9施設で行われた尿路ストーマカテーテル
交換法90例。両側24例、片側66例。
結果:(下記図表参照)
90例の内訳は腎瘻49例(両側は10例,20.4%)、尿管皮膚瘻
37例(両側は14例,37.8%)、回腸導管4例(全て片側)。
総処置時間は片側24.2±10.9分(平均±SD)に対し両側は
32.9±15.7分と有意に長かった(p=0.01)。
医師所要時間も片側6.9±3.7分に対し両側は11.8±5.1分と
有意に長かった(p=0.0001)。
両側ではカテーテル交換所要時間以外に体位変換やパウチ
処置などでも時間がかかる。

【対象疾患】
尿路の狭窄・閉塞時や膀胱全摘除術時に尿路変更術が
行われ、カテーテルが挿入されている患者。
片側:腎瘻、尿管皮膚瘻、回腸導管、膀胱瘻
両側:腎瘻、尿管皮膚瘻

【両側尿管皮膚瘻】
カテーテル交換と
パウチ処置が両側で
必要
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