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提案書15(2801頁~2999頁) (179 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

0人

見直し後の症例数(人)

1293人/年

見直し前の回数(回)

0人

見直し後の回数(回)

1293人/年

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

令和3年社会医療診療行為別統計によるとJ039上顎骨悪性腫瘍手術:48件、J042下顎骨悪性腫瘍手術:106件で合計154件でした。この内、上下顎
悪性腫瘍手術症例が多い施設の試算をもとに、通常のドリルシステムによる切削では軟組織損傷の危険があり、本技術の有用性が期待される症例
を約70%と見積もりました。よって154×0.7=107.8件/月、107.8×12=1293.6人/年と推定しました。

すでに顎変形症分野において普及しており成熟度に問題はありません。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

標榜科:歯科口腔外科
手術件数:5例以上(上下顎含む)/年以上が望ましい。
ており、当直体制が整っていること

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

日本口腔外科学会専門医あるいはこれに準じる経験(口腔外科専任として概ね6年以上)を有する歯科医師

検査や手術の体制等:全身管理をおこなう体制が整っ

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

すでに顎変形症分野において広く普及しており安全性に問題はなく、むしろ従来のドリルシステムによる顎骨切除に比べ安全性が向上すると期待
されます。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題はない。

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

1000点
1000点
技術としては顎変形症手術と同等であるため

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

区分をリストから選択

番号
技術名
具体的な内容
増(+)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

12930000円/年

その根拠

10000円(1000点)×1293人=12930000円

備考

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

添付資料【医療機器について】を参照。

⑫その他

なし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本口腔腫瘍学会,日本口腔科学会

⑭参考文献1

⑭参考文献2

1)名称

Surgical management of ankyloses of the temporomandibular joint by a piezoelectric device

2)著者

Spinelli G, Valente D, Mannelli G, Raffaini M, Arcuri F.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

JJ Craniomaxillofac Surg. 2017 Apr;45(4):441-448. doi: 10.1016/j.jcms.2016.12.004.

4)概要

下顎頭病変(顎関節強直症)に対する骨切削で超音波切削機器の有用性を通常のドリルと比較したランダム化比較試験である(患者数10対9)。
超音波切削機器の使用で出血量が有意に軽減し、超音波切削機器の有用性が報告されている。

1)名称

Piezoelectric technology in otolaryngology, and head and neck surgery: a review

2)著者

Meller C and Havas TE.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Laryngol Otol. 2017 Jul;131(S2):S12-S18.

4)概要

頭頸部手術全般における超音波切削機器の有用性を論じた総説である。経蝶形骨手術の際の骨切削で有意に出血量が減少し、側頭骨乳様突起切除
では通常のドリルによる骨切削に比べ術直後の疼痛が緩和したと報告されている。

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doi: 10.1017/S0022215117000767.