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提案書15(2801頁~2999頁) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険未収載技術用)
整理番号

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

379104
大関節テーピング(肘関節、手関節)
日本臨床整形外科学会

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

30整形外科
32救急科

関連する診療科(2つまで)
36リハビリテーション科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する

令和2年度

大関節テーピング(肘関節、手関節)

追加のエビデンスの有無



提案される医療技術の概要
(200字以内)

肘関節の特に内側側副靱帯損傷や肘関節脱臼において、テーピングにて靱帯を保護しながら可動域を改善する訓練を行う事
で、社会およびスポーツに早期に復帰が可能となる現状がある。この治療は比較的簡易で安価であるため、汎用性や医療費
の面からも有用である。具体的には伸縮性のあるテーピングテープを前腕と上腕にアンカーテープとして巻いた後、負傷し
た靱帯の機能を補うようにクロステープをかけていき、肘関節の安定を図る。

文字数: 200
対象疾患名

保険収載が必要な理由
(300字以内)

肘関節内側側副靱帯損傷および肘関節脱臼

肘関節の特に内側側副靱帯損傷や肘関節脱臼に対するテーピング治療は早期の職場復帰、スポーツ復帰が可能となるだけで
はなく、不必要な手術も回避できることが期待され、国民生活に密接に関連した手技である。その上、比較的簡易で安価で
あるため、汎用性や医療費の面からも有用である。しかしながら、残念なことに現時点では大関節テーピングが足関節と膝
関節にしか認められておらず、また材料費がテープ市場価格としては、800円前後と30-40分程度の治療時間を有することか
ら、本手技の保険収載が必要と思われる。

文字数: 243
【評価項目】

①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等

平成22、23年度 日本体育協会スポーツ医・科学研究報告によると学校管理下のスポーツ外傷の発生件数の中で肘外傷と診
断された患者総数は平成21年が6,711人、平成22年が6,805人とされている。そのうち肘内側側副靱帯損傷は60%程度、さら
にテーピングの適応となる患者をその中の50%程度と計算すると、およそ2,000人が対象となると予想される。最近はス
ポーツの過熱化と高度化、さらには低年齢化も進んでおり、また学生以外のシニアスポーツも盛り上がってきていることか
ら、今後はその対象が倍増すると予測される。

②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)

整形外科で肘の痛みの治療に精通した医師が、診察と検査を行い、肘関節内側側副靱帯損傷、肘関節脱臼と診断し、テーピ
ングの適応と判断する。その後、医師本人もしくは医師の指導の下で、看護師、理学療法士、作業療法士がテーピングを実
施する。足関節や膝関節と同様に週1で算定され、靱帯治癒期間とされる受傷後6週を予定期間とする。その期間を超える際
は症状詳記を必要とする。

③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)

区分



番号

J001-2

医療技術名

絆創膏固定術

既存の治療法・検査法等の内容

足関節捻挫又は膝関節靱帯損傷に絆創膏固定術を行った場合に算定する。ただし、交換は原則として週1回とする。これを
肘関節の際に症状詳記を併記して実施。

④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム

⑤ ④の根拠と
なる研究結果等

研究結果

症状併記記載に関する手間が省略され、スムーズな診療治療が可能となる。
①外保連試案点数:1,593点②別途請求が認められていない必要材料と価格(定価):820円
外保連試案2022掲載ページ:324-325
外保連試案ID(連番):T51-16060
技術度:C 医師(術者含む):1 看護師:1 その他:0 所要時間(分):25
特になし
6

ガイドライン等での位置づけ

ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等の
改訂の見込み等を記載する。)

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