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提案書15(2801頁~2999頁) (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

381201

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

尿路ストーマカテーテル交換法(片側)
一般社団法人

日本臨床泌尿器科医会
24泌尿器科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

リストから選択

提案当時の医療技術名



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


043-5
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)



2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し





保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

その他」を選んだ場合、右欄に記載

尿路の狭窄・閉塞時や膀胱全摘時などで腎機能の回復・保持を目的に腎瘻、尿管皮膚瘻といった尿路変更術が一般的に行われており、その際にカ
テーテルが挿入されています。これらのカテーテルは定期的交換が必要で、その際の手技料がJ043-5尿路ストーマカテーテル交換法となります
が、両側と片側では処置所要時間に差があります。そこで同処置料を(片側)として両側交換時の手技料の評価(増点)を要望します。

文字数: 194

再評価が必要な理由

臨床泌尿器科医会で行った尿路ストーマカテーテル交換法の実態調査(9施設1ヶ月間)で、本処置症例の26.4%が両側でした、総処置所要時間お
よび術者所要時間はそれぞれ片側では24分、7分だったのに対し、両側では33分、12分と共に有意に長い結果でした。両側で処置時間が長くなる
理由として、2本のカテーテル交換が必要であるのに加え、左右交換のために体位変換を行うことやストーマパウチ交換が両側に必要なことが挙
げられ、どれも避けがたいものでした。J043-5尿路ストーマカテーテル交換法は片側・両側の区別なく100点であり、外保連試案の処置料(片側
823点、両側1,283点)とも大きく乖離しており、手技料の精緻化の観点から片側と両側の処置料を区別して評価して頂くことを要望します。

【評価項目】
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):片側 8,231円、両側 12,830円
外保連試案2022掲載ページ:2024収載予定
外保連試案ID(連番):T74-08260, T74-08265, T74-08263, T74-08266
技術度:B 医師(術者含む):1人 看護師:1人 所要時間(分):片側 30分、両側 40分
------------------------------------------------------------------(ここまで)

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

「その根拠」
日本臨床泌尿器科医会が実施した実態調査
9施設で2022年7月の1ヶ月間に行った尿路ストーマカテーテル交換法を集計しました。症例数は合計90例で内訳は腎廔カテーテル交換が最も多く
49例、次いで尿管皮膚廔での尿管ステントカテーテル交換が37例、回腸導管での尿管ステントカテーテル交換が4例でした。90例中24例(26.7%)
が両側のカテーテル交換でした。尿路変更術別では腎廔では20.4%、尿管皮膚廔では27.0%が両側でした。全90例での平均全処置所要時間は片側が
24.2分であるのに対し両側では32.9分と統計学的有意に長い結果でした。また、平均医師所要時間においても片側では6.9分に対し両側では11.8
分と有意に長いものでした。両側で処置時間が長くなる理由として、2本のカテーテル交換が必要であるのに加え、左右交換のために体位変換を
行うことやストーマパウチ交換が両側に必要なことが挙げられます。
このように片側と両側では明らかに処置所要時間が異なりますが、現在の診療報酬体系では処置通則6に基づき片側と両側の区別がありません。
そこで今回、J043-5尿路ストーマカテーテル交換法に(片側)と規定して頂くことを要望致しました。

J043-5 尿路ストーマカテーテル交換法 100点
・対象とする患者:腎瘻、尿管皮膚瘻などの尿路変更後にカテーテルが留置されている患者
・医療技術の内容:当該カテーテルの交換。両側の場合は左右各々のカテーテル交換が必要
・片側の規定がないため、処置通則6「対象器官に係る承処置の各区分の所定点数は、特に規定する場合を除き、両側の器官の処置料に係る点数
とする。」に則り、片側・両側ともに同点数


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

043-5

医療技術名

尿路ストーマカテーテル交換法

2836