よむ、つかう、まなぶ。
【参考資料3】感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きについて(健感発0311第8号令和4年3月11日) (43 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73577.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第105回 6/10)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
5 原虫の四類感染症
1) はじめに
原虫は動物界に属する単細胞微生物であり,細胞壁はない。四類感染症にはマラリア
のみが該当する。三日熱マラリア,卵形マラリア,四日熱マラリアなどでは生命の危険
を及ぼすことはない。しかし,熱帯熱マラリアでの薬剤耐性化が問題となっている。
2) 原虫の消毒
通常の接触では二次感染はないと考えられるため,器材の消毒は用途に応じた処置を
行う。クリティカルな領域への使用器材は滅菌を行い,セミクリティカルな領域への器
材は高水準消毒薬を使用する。熱水消毒が推奨される。
3) 疾患の特徴,媒介経路,感染防止
(1)マラリア
病原体として,熱帯熱マラリア原虫,三日熱マラリア原虫,四日熱マラリア原虫,卵
形マラリア原虫の4種類の原虫がある。熱帯熱マラリア原虫は治療薬剤に対して耐性が
あり,致死的になる場合がある。
感染経路は感染しているハマダラカの体内で増殖した原虫が,唾液腺にスポロゾイト
として移行し,ヒトを刺した時にスポロゾイトがヒトの体内に注入される。その後,肝
細胞内で増殖したメロゾイトが赤血球内に侵入して発症する。
症状は,発熱,頭痛,悪寒,倦怠感,関節痛,消化器症状,咳などの呼吸器症状がみ
られる。脳症,肺水腫,急性腎不全,黄疸などの重症化例もある。
感染経路として,輸血や針刺しによる感染の報告もあるため,標準予防策を厳守する
必要がある。
43
1) はじめに
原虫は動物界に属する単細胞微生物であり,細胞壁はない。四類感染症にはマラリア
のみが該当する。三日熱マラリア,卵形マラリア,四日熱マラリアなどでは生命の危険
を及ぼすことはない。しかし,熱帯熱マラリアでの薬剤耐性化が問題となっている。
2) 原虫の消毒
通常の接触では二次感染はないと考えられるため,器材の消毒は用途に応じた処置を
行う。クリティカルな領域への使用器材は滅菌を行い,セミクリティカルな領域への器
材は高水準消毒薬を使用する。熱水消毒が推奨される。
3) 疾患の特徴,媒介経路,感染防止
(1)マラリア
病原体として,熱帯熱マラリア原虫,三日熱マラリア原虫,四日熱マラリア原虫,卵
形マラリア原虫の4種類の原虫がある。熱帯熱マラリア原虫は治療薬剤に対して耐性が
あり,致死的になる場合がある。
感染経路は感染しているハマダラカの体内で増殖した原虫が,唾液腺にスポロゾイト
として移行し,ヒトを刺した時にスポロゾイトがヒトの体内に注入される。その後,肝
細胞内で増殖したメロゾイトが赤血球内に侵入して発症する。
症状は,発熱,頭痛,悪寒,倦怠感,関節痛,消化器症状,咳などの呼吸器症状がみ
られる。脳症,肺水腫,急性腎不全,黄疸などの重症化例もある。
感染経路として,輸血や針刺しによる感染の報告もあるため,標準予防策を厳守する
必要がある。
43