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【参考資料3】感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きについて(健感発0311第8号令和4年3月11日) (41 ページ)
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| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73577.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第105回 6/10)《厚生労働省》 |
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3 リケッチアの四類感染症
1) はじめに
リケッチアは細胞内寄生菌であり,動物の細胞内で増殖する。しかし,無細胞の人工
培地では増殖させることはできない。発しん性の熱性疾患である。通常は節足動物の腸
管に寄生し,ダニ,シラミ,ノミなどによって媒介される。
感染予防には,媒介動物であるシラミ,ダニ,ノミなどの駆除とともに,衛生環境の
改善と清潔保持が大切である。つつが虫病の予防には,ツツガムシの吸着に注意する。
2) リッケチアの消毒
細胞外のものは一般に不安定である。リケッチアは熱に弱く 56℃の加熱で容易に死滅
する。
消毒薬に対する抵抗性も弱く,アルコールなどで消毒できる。また,リケッチアは脆
弱な外被膜を有しており,超音波処理 30~60 秒処理で破壊される。
3) 疾患の特徴・媒介経路・感染防止
(1)つつが虫病
病原体はオリエンチア・ツツガムシで,自然界での宿主はツツガムシである。このツ
ツガムシは,土壌中を生息場所としている。ツツガムシの幼虫がリケッチアを保有して,
ヒトの皮膚に咬みついた部分から感染する。
主症状は発熱と頭痛,悪寒,筋肉痛で,発しんは第5病日までに出現し,刺咬創部位
の皮膚は,黒褐色の痂皮を形成する。
感染防止は標準予防策にて行う。
(2)日本紅斑熱
病原体はリケッチア・ジャポニカ(日本紅斑熱リケッチア)で,紅斑熱リケッチアの
一種である。ヒトは感染したマダニに咬まれて感染する。保菌宿主はネズミ,イヌ,ウ
サギである。
主症状は,刺された後に発熱,発疹(紅斑を伴う刺し口を含む),感染性全身症状を
きたす。
感染防止は標準予防策にて行う。
(3)発しんチフス
病原体はリケッチア・プロワツェキィイ(発しんチフスリケッチア)で,感染したコ
ロモジラミの媒介により,ヒトに感染する。病原体はコロモジラミの消化管(中腸)の
細胞内で増殖し,細胞が破れて病原体が消化管内腔に広がり,糞と一緒に排泄される。
シラミに刺されただけでは感染せず,刺された痕を掻くと刺し口に同時に付着している
糞の中のリケッチアが擦り込まれて感染する。また,排泄物を塵埃として吸入して感染
することもある。保菌宿主はヒトとムササビである。
感染防止は標準予防策にて行う。
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1) はじめに
リケッチアは細胞内寄生菌であり,動物の細胞内で増殖する。しかし,無細胞の人工
培地では増殖させることはできない。発しん性の熱性疾患である。通常は節足動物の腸
管に寄生し,ダニ,シラミ,ノミなどによって媒介される。
感染予防には,媒介動物であるシラミ,ダニ,ノミなどの駆除とともに,衛生環境の
改善と清潔保持が大切である。つつが虫病の予防には,ツツガムシの吸着に注意する。
2) リッケチアの消毒
細胞外のものは一般に不安定である。リケッチアは熱に弱く 56℃の加熱で容易に死滅
する。
消毒薬に対する抵抗性も弱く,アルコールなどで消毒できる。また,リケッチアは脆
弱な外被膜を有しており,超音波処理 30~60 秒処理で破壊される。
3) 疾患の特徴・媒介経路・感染防止
(1)つつが虫病
病原体はオリエンチア・ツツガムシで,自然界での宿主はツツガムシである。このツ
ツガムシは,土壌中を生息場所としている。ツツガムシの幼虫がリケッチアを保有して,
ヒトの皮膚に咬みついた部分から感染する。
主症状は発熱と頭痛,悪寒,筋肉痛で,発しんは第5病日までに出現し,刺咬創部位
の皮膚は,黒褐色の痂皮を形成する。
感染防止は標準予防策にて行う。
(2)日本紅斑熱
病原体はリケッチア・ジャポニカ(日本紅斑熱リケッチア)で,紅斑熱リケッチアの
一種である。ヒトは感染したマダニに咬まれて感染する。保菌宿主はネズミ,イヌ,ウ
サギである。
主症状は,刺された後に発熱,発疹(紅斑を伴う刺し口を含む),感染性全身症状を
きたす。
感染防止は標準予防策にて行う。
(3)発しんチフス
病原体はリケッチア・プロワツェキィイ(発しんチフスリケッチア)で,感染したコ
ロモジラミの媒介により,ヒトに感染する。病原体はコロモジラミの消化管(中腸)の
細胞内で増殖し,細胞が破れて病原体が消化管内腔に広がり,糞と一緒に排泄される。
シラミに刺されただけでは感染せず,刺された痕を掻くと刺し口に同時に付着している
糞の中のリケッチアが擦り込まれて感染する。また,排泄物を塵埃として吸入して感染
することもある。保菌宿主はヒトとムササビである。
感染防止は標準予防策にて行う。
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