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【参考資料3】感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きについて(健感発0311第8号令和4年3月11日) (36 ページ)
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| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73577.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第105回 6/10)《厚生労働省》 |
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病原体は痘そうウイルスと同じポックスウイルス科オルトポックスウイルス属のサ
ル痘ウイルス(モンキーポックスウイルス)である。エンベロープを有するウイルスで
消毒薬抵抗性は比較的低い。2003 年6月に米国でペット動物(感染して発病したプレー
リードッグなど)に近接したヒト等 71 例の報告があった。その後もサルなどの霊長類
に散発的に発生している。人獣共通感染症である。この ウイルスは,1970 年にコンゴ
民主共和国(ザイール)で発見されたもので,オルトポックスウイルスの一種が病因で,
臨床的に痘そうに類似しているが,生物学的にも疫学的にも痘そうとは異なる。
症状は,発熱,倦怠感,頭痛,筋肉痛,リンパ節腫脹などであり,発しんは痘そうと
同様に次第に盛り上がり,水疱から膿疱となって痂皮で覆われてくる。
器材の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウムが使用される。
感染防止は標準予防策に加えて,飛沫予防策と接触予防策を追加して実施するが,場
合により空気予防策が必要となる。種痘はサル痘を予防するのに有効であるとされてい
る。
(10)ジカウイルス感染症
病原体はエンベロープを有するジカウイルス(フラビウイルス科フラビウイルス属)
である。1947 年にアフリカのウガンダ(ジカ国立公園)で,黄熱研究のために飼育され
ていた囮動物のアカゲザルより分離された。ヒトを含む霊長類と蚊の間で感染環が維持
される。ヒトは感染蚊(シマカ属の蚊など)に刺されて感染する。ヒトからヒトへの感
染は,経胎盤感染,性行為を介した感染,涙液を介した感染,輸血を介した感染の報告
がある。潜伏期間は 3~12 日であり,その多くは不顕性感染であるが,発症した場合,
発熱,発赤,筋肉痛などを呈する。妊娠女性がジカウイルスに感染すると胎児も経胎盤
経路で感染することがあり,先天性ジカウイルス感染症を発症する。その場合,小頭症,
頭蓋内石灰化,大脳萎縮,関節拘縮,湾足,痙攣,子宮内発育遅延,水頭症,難聴,網
膜異常,眼内石灰化等の先天性異常が認められるとされている。
(11)重症熱性血小板減少症候群
病原体は重症熱性血小板減少症候群ウイルス(ブニヤウイルス科フレボウイルス属)
で,エンベロープを有しており消毒薬への抵抗性は比較的低い。日本,中国,韓国で発
生報告がある。ウイルスを保有したマダニによる刺咬がヒトへの主な感染経路であるが,
ヒトからヒトへの感染事例も知られている。症状は,発熱,食欲不振,疲労,吐き気,
腹痛,嘔吐,倦怠感,下痢,リンパ節腫脹等であり,神経症状がみられた場合の予後は
不良である。致命率は約 20%と高い。
感染防止には標準予防策をとるが,患者の血液や嘔吐物,排泄物等の体液による汚染
には十分注意する必要がある。致命率が極めて高い感染症であり,感染予防策の徹底が
求められる。
患者の治療は,第一種指定医療機関で実施される必要はないが,致命率の極めて高い
感染症であり,かつ,ヒトからヒトへの感染事例も報告されていることから,感染予防
策の徹底が求められる。
感染予防,消毒と滅菌等の操作は,クリミア・コンゴ出血熱のそれに準じるとよい。
(12)腎症候性出血熱
病原体はハンタウイルス(ブニヤウイルス科ハンタウイルス属)が主で,エンベロー
プを有する。ウイルスのキャリアとしてドブネズミが確認されている。ヒトからヒトへ
の感染はないが,急性期の患者の血液や尿からはウイルスが分離されている。症状は発
熱,出血,腎機能障害である。
感染防止には標準予防策を実施する。
(13)西部ウマ脳炎
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ル痘ウイルス(モンキーポックスウイルス)である。エンベロープを有するウイルスで
消毒薬抵抗性は比較的低い。2003 年6月に米国でペット動物(感染して発病したプレー
リードッグなど)に近接したヒト等 71 例の報告があった。その後もサルなどの霊長類
に散発的に発生している。人獣共通感染症である。この ウイルスは,1970 年にコンゴ
民主共和国(ザイール)で発見されたもので,オルトポックスウイルスの一種が病因で,
臨床的に痘そうに類似しているが,生物学的にも疫学的にも痘そうとは異なる。
症状は,発熱,倦怠感,頭痛,筋肉痛,リンパ節腫脹などであり,発しんは痘そうと
同様に次第に盛り上がり,水疱から膿疱となって痂皮で覆われてくる。
器材の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウムが使用される。
感染防止は標準予防策に加えて,飛沫予防策と接触予防策を追加して実施するが,場
合により空気予防策が必要となる。種痘はサル痘を予防するのに有効であるとされてい
る。
(10)ジカウイルス感染症
病原体はエンベロープを有するジカウイルス(フラビウイルス科フラビウイルス属)
である。1947 年にアフリカのウガンダ(ジカ国立公園)で,黄熱研究のために飼育され
ていた囮動物のアカゲザルより分離された。ヒトを含む霊長類と蚊の間で感染環が維持
される。ヒトは感染蚊(シマカ属の蚊など)に刺されて感染する。ヒトからヒトへの感
染は,経胎盤感染,性行為を介した感染,涙液を介した感染,輸血を介した感染の報告
がある。潜伏期間は 3~12 日であり,その多くは不顕性感染であるが,発症した場合,
発熱,発赤,筋肉痛などを呈する。妊娠女性がジカウイルスに感染すると胎児も経胎盤
経路で感染することがあり,先天性ジカウイルス感染症を発症する。その場合,小頭症,
頭蓋内石灰化,大脳萎縮,関節拘縮,湾足,痙攣,子宮内発育遅延,水頭症,難聴,網
膜異常,眼内石灰化等の先天性異常が認められるとされている。
(11)重症熱性血小板減少症候群
病原体は重症熱性血小板減少症候群ウイルス(ブニヤウイルス科フレボウイルス属)
で,エンベロープを有しており消毒薬への抵抗性は比較的低い。日本,中国,韓国で発
生報告がある。ウイルスを保有したマダニによる刺咬がヒトへの主な感染経路であるが,
ヒトからヒトへの感染事例も知られている。症状は,発熱,食欲不振,疲労,吐き気,
腹痛,嘔吐,倦怠感,下痢,リンパ節腫脹等であり,神経症状がみられた場合の予後は
不良である。致命率は約 20%と高い。
感染防止には標準予防策をとるが,患者の血液や嘔吐物,排泄物等の体液による汚染
には十分注意する必要がある。致命率が極めて高い感染症であり,感染予防策の徹底が
求められる。
患者の治療は,第一種指定医療機関で実施される必要はないが,致命率の極めて高い
感染症であり,かつ,ヒトからヒトへの感染事例も報告されていることから,感染予防
策の徹底が求められる。
感染予防,消毒と滅菌等の操作は,クリミア・コンゴ出血熱のそれに準じるとよい。
(12)腎症候性出血熱
病原体はハンタウイルス(ブニヤウイルス科ハンタウイルス属)が主で,エンベロー
プを有する。ウイルスのキャリアとしてドブネズミが確認されている。ヒトからヒトへ
の感染はないが,急性期の患者の血液や尿からはウイルスが分離されている。症状は発
熱,出血,腎機能障害である。
感染防止には標準予防策を実施する。
(13)西部ウマ脳炎
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