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【参考資料3】感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きについて(健感発0311第8号令和4年3月11日) (12 ページ)
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| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73577.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第105回 6/10)《厚生労働省》 |
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4 マールブルグ病
1)はじめに
フィロウイルス科マールブルグウイルス属によるウイルス性出血熱のひとつである。
宿主はアフリカに生息しているオオコウモリである。ヒトは流行地の洞窟や鉱山の坑道
などで感染する場合が報告されている。また,ヒトからヒトに感染する場合もある。感
染防御策を徹底しない状況での患者との直接的接触により,院内感染流行が起こること
もある。
2)感染経路 1,2)
①患者の血液の誤刺
②患者の血液,尿,糞便,吐物および分泌物などとの直接的な接触
③感染予防策をしていない状況での患者との直接的接触
3)患者への対応
原則として入院。第一種感染症指定医療機関(各都道府県に原則的に1か所)への入
院を勧告する。
4)患者環境および観血的処置時の対策
血液や体液などに起因する汚染拡散に留意する。そのためにはシングルユース(ディ
スポーザブル)のシーツ,覆布,滅菌ドレープ類,ガウンその他を利用する。
シングルユースの汚染物はプラスチック袋で二重に密閉し,外袋を消毒した後に運搬
し,高温焼却する。再使用器械・器材類は,密閉用容器(回収用コンテナなど)に密閉
して,容器の外側を消毒した後に運搬し,適切に消毒または滅菌処理する。
針刺しや切創に注意し,血液飛沫を受けないような防御を行って臨む。
5)医療従事者への注意 1,2)
マールブルグウイルスはエンベロープを持つウイルスであり,消毒薬抵抗性は高くな
い。しかし,マールブルグ病の致死率は 23-80%と極めて高く,また,ヒトからヒトへ
の感染事例も報告されていることから,厳重な消毒が必要である。
患者の治療においては,マスクやゴーグルなどを必ず着用する(感染予防策の徹底)。
汚染された可能性のある物に対しては,可能であれば高圧蒸気滅菌処理を行う。なお,
病室から血液等のサンプルなどを運び出す際には,その表面を消毒用エタノールなどで
消毒した上でプラスチック袋に密閉し,さらにその袋の外側を 0.05%(500ppm)次亜塩
素酸ナトリウムで清拭する。患者が入院している病室から物品を消毒・滅菌することな
く搬出しない。
6)汚染物の消毒・滅菌 1-8)
(1)対 象
①患者の血液,分泌物および排泄物
②患者が使用した物品や病室
(2)消毒薬
患者の体液や排泄物などの消毒には,次亜塩素酸ナトリウム(ミルトン®,ピューラ
ックス®,テキサント®,ハイポライト®など)やジクロルイソシアヌール酸ナトリウム顆
粒(ジクロシア顆粒)を用いる。また,金属製小物などにはグルタラール(ステリハイ
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1)はじめに
フィロウイルス科マールブルグウイルス属によるウイルス性出血熱のひとつである。
宿主はアフリカに生息しているオオコウモリである。ヒトは流行地の洞窟や鉱山の坑道
などで感染する場合が報告されている。また,ヒトからヒトに感染する場合もある。感
染防御策を徹底しない状況での患者との直接的接触により,院内感染流行が起こること
もある。
2)感染経路 1,2)
①患者の血液の誤刺
②患者の血液,尿,糞便,吐物および分泌物などとの直接的な接触
③感染予防策をしていない状況での患者との直接的接触
3)患者への対応
原則として入院。第一種感染症指定医療機関(各都道府県に原則的に1か所)への入
院を勧告する。
4)患者環境および観血的処置時の対策
血液や体液などに起因する汚染拡散に留意する。そのためにはシングルユース(ディ
スポーザブル)のシーツ,覆布,滅菌ドレープ類,ガウンその他を利用する。
シングルユースの汚染物はプラスチック袋で二重に密閉し,外袋を消毒した後に運搬
し,高温焼却する。再使用器械・器材類は,密閉用容器(回収用コンテナなど)に密閉
して,容器の外側を消毒した後に運搬し,適切に消毒または滅菌処理する。
針刺しや切創に注意し,血液飛沫を受けないような防御を行って臨む。
5)医療従事者への注意 1,2)
マールブルグウイルスはエンベロープを持つウイルスであり,消毒薬抵抗性は高くな
い。しかし,マールブルグ病の致死率は 23-80%と極めて高く,また,ヒトからヒトへ
の感染事例も報告されていることから,厳重な消毒が必要である。
患者の治療においては,マスクやゴーグルなどを必ず着用する(感染予防策の徹底)。
汚染された可能性のある物に対しては,可能であれば高圧蒸気滅菌処理を行う。なお,
病室から血液等のサンプルなどを運び出す際には,その表面を消毒用エタノールなどで
消毒した上でプラスチック袋に密閉し,さらにその袋の外側を 0.05%(500ppm)次亜塩
素酸ナトリウムで清拭する。患者が入院している病室から物品を消毒・滅菌することな
く搬出しない。
6)汚染物の消毒・滅菌 1-8)
(1)対 象
①患者の血液,分泌物および排泄物
②患者が使用した物品や病室
(2)消毒薬
患者の体液や排泄物などの消毒には,次亜塩素酸ナトリウム(ミルトン®,ピューラ
ックス®,テキサント®,ハイポライト®など)やジクロルイソシアヌール酸ナトリウム顆
粒(ジクロシア顆粒)を用いる。また,金属製小物などにはグルタラール(ステリハイ
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