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【参考資料3】感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きについて(健感発0311第8号令和4年3月11日) (34 ページ)
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| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73577.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第105回 6/10)《厚生労働省》 |
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⑤70v/v%イソプロパノール
⑥2.5w/v%ポビドンヨード
⑦0.55w/v%フタラール
⑧0.3w/v%過酢酸
2) 疾患の特徴・媒介経路・感染防止(E型肝炎,ウエストナイル熱〔ウエストナイル脳炎
を含む〕,A型肝炎,黄熱,狂犬病,鳥インフルエンザ,サル痘,腎症候性出血熱,デ
ング熱,ニパウイルス感染症,日本脳炎,ハンタウイルス肺症候群,Bウイルス病,リ
ッサウイルス感染症)
(1)E型肝炎
病原体はE型肝炎ウイルスであり,エンベロープを持たないため,アルコールやフェ
ノールなどに抵抗性があるが,塩素処理によって失活する。HAV に対する加熱消毒法が
HEV にも有効とされている。糞便-経口感染が主体であり,ウイルスを含む糞便による
食品や飲料水を介して感染する。頻度は高くないが,輸血に伴い感染する症例が報告さ
れている。E 型肝炎の潜伏期間は 15〜50 日,平均6週間である。急性期に黄疸,発熱,
嘔吐,食欲不振,腹痛,全身倦怠感などの臨床症状が見られる。
感染防止は標準予防策で行うが,排泄物には感染性があるものとして対応する必要が
あり,失禁があれば接触予防策を追加して実施する。E 型肝炎が人畜共通感染症でもあ
り,日本からシカ,イノシシ肉喫食が原因となった E 型肝炎症例が報告された。HEV に
感染した動物の血液だけではなくその動物のミルクなどにも存在する可能性があるの
で動物関連食品を十分に加熱して食べるのは HEV の感染を減らす有効な方法である。シ
カやイノシシ肉の生食を原因とするE型肝炎ウイルス食中毒の発生事例が報告されて
いる。そのため,野生動物の肉などの生食は避けるべきである。HEV 感染では,一部の
ヒトは極めて重篤な劇症肝炎まで進行することがあり,特に妊婦では劇症肝炎の割合が
高く,致死率が 20%にも達する事が知られている。
(2)ウエストナイル熱
病原体はウエストナイルウイルス(フラビウイルス科フラビウイルス属)で,エンベ
ロープを有する。1937 年にアフリカのウガンダ West Nile 地方の発熱患者から分離され
た。カラスを含む野鳥と蚊の間で感染サイクルが維持される。ヒトは感染蚊(イエカや
ヤブカなど)に刺されて感染する。ヒトからヒトへの感染については,輸血や臓器移植
を介した感染や,母乳を介した感染の報告がある。
潜伏期間は2~14 日である。通常は6日目までに発症する。臨床症状としては,突然
の発熱(39℃以上)があり,頭痛や筋肉痛,食欲不振とともに,約半数で胸背部に発し
んが認められる。まれに高齢者を中心に脳炎を発症し,激しい頭痛や意識障害を呈する。
感染防止には標準予防策をとる。
(3)A型肝炎
病原体はA型肝炎ウイルス(ピコルナウイルス科ヘパトウイルス属)であり,エンベ
ロープを有しない。親水性であり消毒薬に対する抵抗性はかなり強いと思われる。糞便
-経口感染が主体であるが血液を介した感染もある。ウイルスに汚染された飲料水や食
物を介して感染することが多い。上水道汚染,汚染食品などにより集団発生することも
ある。症状は,突然の発熱と悪心嘔吐,右季肋部痛,尿の濃染などで,黄疸がみられる
こともある。HA ワクチン接種が行われている。
感染防止は標準予防策で行うが,失禁があれば接触予防策を追加して実施する。
(4)黄 熱
病原体は黄熱ウイルス(トガウイルス科フラビウイルス属)でエンベロープを有する。
致死率の高い国際検疫伝染病である。ヒトやサルにネッタイシマカなどの蚊を介して感
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⑥2.5w/v%ポビドンヨード
⑦0.55w/v%フタラール
⑧0.3w/v%過酢酸
2) 疾患の特徴・媒介経路・感染防止(E型肝炎,ウエストナイル熱〔ウエストナイル脳炎
を含む〕,A型肝炎,黄熱,狂犬病,鳥インフルエンザ,サル痘,腎症候性出血熱,デ
ング熱,ニパウイルス感染症,日本脳炎,ハンタウイルス肺症候群,Bウイルス病,リ
ッサウイルス感染症)
(1)E型肝炎
病原体はE型肝炎ウイルスであり,エンベロープを持たないため,アルコールやフェ
ノールなどに抵抗性があるが,塩素処理によって失活する。HAV に対する加熱消毒法が
HEV にも有効とされている。糞便-経口感染が主体であり,ウイルスを含む糞便による
食品や飲料水を介して感染する。頻度は高くないが,輸血に伴い感染する症例が報告さ
れている。E 型肝炎の潜伏期間は 15〜50 日,平均6週間である。急性期に黄疸,発熱,
嘔吐,食欲不振,腹痛,全身倦怠感などの臨床症状が見られる。
感染防止は標準予防策で行うが,排泄物には感染性があるものとして対応する必要が
あり,失禁があれば接触予防策を追加して実施する。E 型肝炎が人畜共通感染症でもあ
り,日本からシカ,イノシシ肉喫食が原因となった E 型肝炎症例が報告された。HEV に
感染した動物の血液だけではなくその動物のミルクなどにも存在する可能性があるの
で動物関連食品を十分に加熱して食べるのは HEV の感染を減らす有効な方法である。シ
カやイノシシ肉の生食を原因とするE型肝炎ウイルス食中毒の発生事例が報告されて
いる。そのため,野生動物の肉などの生食は避けるべきである。HEV 感染では,一部の
ヒトは極めて重篤な劇症肝炎まで進行することがあり,特に妊婦では劇症肝炎の割合が
高く,致死率が 20%にも達する事が知られている。
(2)ウエストナイル熱
病原体はウエストナイルウイルス(フラビウイルス科フラビウイルス属)で,エンベ
ロープを有する。1937 年にアフリカのウガンダ West Nile 地方の発熱患者から分離され
た。カラスを含む野鳥と蚊の間で感染サイクルが維持される。ヒトは感染蚊(イエカや
ヤブカなど)に刺されて感染する。ヒトからヒトへの感染については,輸血や臓器移植
を介した感染や,母乳を介した感染の報告がある。
潜伏期間は2~14 日である。通常は6日目までに発症する。臨床症状としては,突然
の発熱(39℃以上)があり,頭痛や筋肉痛,食欲不振とともに,約半数で胸背部に発し
んが認められる。まれに高齢者を中心に脳炎を発症し,激しい頭痛や意識障害を呈する。
感染防止には標準予防策をとる。
(3)A型肝炎
病原体はA型肝炎ウイルス(ピコルナウイルス科ヘパトウイルス属)であり,エンベ
ロープを有しない。親水性であり消毒薬に対する抵抗性はかなり強いと思われる。糞便
-経口感染が主体であるが血液を介した感染もある。ウイルスに汚染された飲料水や食
物を介して感染することが多い。上水道汚染,汚染食品などにより集団発生することも
ある。症状は,突然の発熱と悪心嘔吐,右季肋部痛,尿の濃染などで,黄疸がみられる
こともある。HA ワクチン接種が行われている。
感染防止は標準予防策で行うが,失禁があれば接触予防策を追加して実施する。
(4)黄 熱
病原体は黄熱ウイルス(トガウイルス科フラビウイルス属)でエンベロープを有する。
致死率の高い国際検疫伝染病である。ヒトやサルにネッタイシマカなどの蚊を介して感
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