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【参考資料3】感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きについて(健感発0311第8号令和4年3月11日) (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73577.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第105回 6/10)《厚生労働省》
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5 結核
1)はじめに
結核菌による慢性の肉芽腫性炎症を主体とする感染症であり,多くは呼吸器感染症
(肺結核)であるが,血行性播種等により全身の臓器に感染しうる。人獣共通感染症で
あるが,主要な感染源はヒトである。
2)感染経路
主に活動性結核患者から飛沫あるいは空気感染する。高濃度の結核菌に直接接触する
と皮膚からも感染(接触感染)しうる。また免疫不全状態での腸管感染もありうる。
3)患者のへの対応
感染の蔓延を防止する観点から,活動性結核であって周囲への感染性が高いと判断さ
れる場合(原則として喀痰塗抹陽性)入院を勧告する。必要に応じて就業制限を勧告す
る。
4)患者環境および観血的処置時の対策
活動性肺結核であって咳などの有症状の患者環境には感染性の結核菌が浮遊してい
る可能性が高いので,十分な換気(6〜12 回/時)を行う。感染性結核患者の入院施設は
周辺環境に対して陰圧であることが望ましい。血液や体液からの感染を考慮する必要は
無いが,一般的なユニバーサルプレコーションに従ってガウン,手袋等を使用する。特
に空気感染を防御するため,N95 レベル以上のレスピレーター(マスク)を着用する。
5)医療従事者への注意
BCG の予防効果は成人では確定していない。医療従事者は結核感染のおそれがある環
境では必ず N95 レベル以上のレスピレーター(マスク)を着用する。また,感染制御の
観点から入職時にインターフェロンγ放出試験を実施してベースライン情報を確保す
ることが奨められる。
6)汚染物の消毒・滅菌5,14-21)
(1)対 象
主な消毒対象は活動性結核患者に直接使用した器具(気管支内視鏡,手術器具等)で
ある。患者の排泄物や使用した物品等は対象としない。
(2)消毒薬
0.1〜5%次亜塩素酸ナトリウム(ミルトン,ピューラックス,ハイポライトなど),
両性界面活性剤(テゴー51,エルエイジーなど),アルコール(消毒用エタノール,
70-80v/v%イソプロパノールなど),2〜5%フェノール(消毒用フェノールなど),0.3%
過酢酸(アセサイドなど),グルタラール(ステリハイド,サイデックスプラス 28,グ
ルトハイドなど)が使用可能である。

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