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【参考資料3】感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きについて(健感発0311第8号令和4年3月11日) (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73577.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第105回 6/10)《厚生労働省》
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染する。蚊に刺されてから3~6日で突然の高熱で発症し,黄疸,出血などの症状が出
現する。
感染防止には標準予防策をとるが,患者の血液による汚染には十分注意する必要があ
る。
(5)オムスク出血熱
病原体はエンベロープを有するオムスク出血熱ウイルス(フラビウイルス科フラビウ
イルス属)である。マダニとげっ歯類のあいだで感染環が維持されており,ヒトは主に
マダニの刺咬により感染する。流行地はシベリアに限られる。げっ歯類等の尿や血液に
よる接触感染,あるいは稀にヒト-ヒト感染,飛沫感染も報告されている。潜伏期間は 3
~9 日で,突然の発熱,頭痛,筋肉痛,咳,徐脈,脱水,低血圧,消化器症状を生じ,
稀に出血熱を呈する。
(6)キャサヌル森林病
病原体はエンベロープを有するキャサヌル森林病ウイルス(フラビウイルス科フラビ
ウイルス属)である。インドで流行が報告されている。マダニとげっ歯類の間で感染環
が維持されており,ヒトはマダニの刺咬により感染する。潜伏期間は 3~12 日であり,
突然の発熱,頭痛,筋肉痛,咳嗽,徐脈,脱水,低血圧,消化器症状,出血などを呈す
る。患者の約 40%に出血性肺水腫がみられ,ときに腎不全を呈する。まれに髄膜炎や脳
炎を発症し,項部硬直,精神障害,振戦,めまいなどを呈する場合があり,致死率は 3
~5%である。
(7)狂犬病
病原体は狂犬病ウイルス(ラブドウイルス科ラビエスウイルス)で,エンベロープを
有する。キツネ,アライグマ,スカンク,コウモリなどの野生動物に感染サイクルが成
立している。日本国内では 1957 年以降の発生は報告されていない。台湾でも狂犬病は
報告されていなかったが 2013 年に野生のイタチアナグマで流行していることが確認さ
れた。日本では 2006 年にフィリピンからの帰国者 2 名が狂犬病を発症している。
症状は,不安・不穏,頭痛,恐水発作,全身痙攣,呼吸麻痺などを呈し,致死性であ
る。
感染防止には標準予防策をとる。患者の唾液や体液などの取り扱いには注意する。感
染リスクの高いヒト(ウイルスを取り扱う専門家など)は事前に狂犬病ワクチンの接種
を行う。
(8) 鳥インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H5N1及びH7N9)を除く)
病原体はトリに対して感染性を示す A 型インフルエンザウイルス(H5N1 及び H7N9 亜型
を除く)である。鳥インフルエンザウイルス(A/H5N6, A/H7N4, A/H9N2 など)によるヒ
トへの感染症を指し,最近では,中国,エジプト,バングラデシュなどでヒト感染例が
報告されている。感染者のほとんどは, 感染した家きんやその排泄物,死体,臓器な
どとの濃厚な接触がある。このウイルスはエンベロープを有するウイルスであり,消毒
薬抵抗性は比較的低い。
A 型インフルエンザウイルスには H1~18,N1~11 の亜型がある。1918 年以降,ヒト
で流行した亜型には A(H1N1)型,A(H2N2)型,A(H3N2)などがあるが,これらの亜型の多
くは鳥インフルエンザウイルスが変異もしくは遺伝子再集合を起こしてヒトへの感染
性が高まりヒトでの大流行を引き起こしたと考えられている。今後,鳥インフルエンザ
ウイルス(H5N1 及び H7N9 亜型を除く)がヒトへの感染力を高めた場合には大流行する事
が懸念されている。
感染防止は標準予防策に飛沫感染予防策を追加して行う。
(9)サル痘

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