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【参考資料3】感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きについて(健感発0311第8号令和4年3月11日) (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73577.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第105回 6/10)《厚生労働省》
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Ⅳ/四類感染症
四類感染症とは,動物,飲食物などの物件を介してヒトに感染し,国民の健康に影響
を与えるおそれがある感染症である。媒介動物の輸入規制,消毒,物件の廃棄などの物
的措置が必要とされる。
[対象疾患]
ウイルス性疾患……E型肝炎,ウエストナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む),A型
肝炎,黄熱,オムスク出血熱,キャサヌル森林病,狂犬病,鳥インフルエンザ(鳥イ
ンフルエンザ(H5N1及びH7N9)を除く),サル痘,ジカウイルス感染症,重
症熱性血小板減少症候群,腎症候性出血熱,西部ウマ脳炎,ダニ媒介脳炎,チクング
ニア熱,デング熱,東部ウマ脳炎,ニパウイルス感染症,日本脳炎,ハンタウイルス
肺症候群,Bウイルス病,ベネズエラウマ脳炎,ヘンドラウイルス感染症,リッサウ
イルス感染症,リフトバレー熱
クラミジア性疾患……オウム病
リケッチア性疾患……つつが虫病,日本紅斑熱,発しんチフス
スピロヘータ性疾患……回帰熱,ライム病,レプトスピラ症
原虫性疾患……マラリア
蠕虫性疾患……エキノコックス症
真菌(糸状菌)性疾患……コクシジオイデス症
芽胞形成菌性疾患……炭疽,ボツリヌス症
その他の細菌による疾患……Q熱,鼻疽,ブルセラ症,野兎病,類鼻疽,レジオネラ症
1 ウイルスの四類感染症
1) ウイルスの消毒
ウイルスの基本構造は,核酸の DNA か RNA のどちらか一方とそれを保護する殻蛋白(カ
プシド capsid)である。この殻蛋白は多数のサブユニットから構成されており,螺旋状
もしくは正 20 面体様の規則正しい配列となっている。
ウイルスは,脂質を含むエンベロープと呼ばれる膜で包まれている場合と,エンベロ
ープを持たない小型球形ウイルスに分類できる。
消毒薬による不活性化を受けやすいか抵抗性かの違いは,エンベロープを有している
かどうかにより異なる。エンベロープを有するウイルスは消毒薬に対して感性である。
多くのウイルスは 56℃・30 分でカプシド蛋白質が変性して不活性化される。
エーテル,クロロホルム,フロロカーボンなどの脂質溶剤により,エンベロープを持
つウイルスは容易に不活性化される。
エンベロープを持たないウイルスは,加熱処理に対しても抵抗性であり,小型である
ため濾過による除去も困難である。
肝炎ウイルスでは,A型肝炎ウイルスにはエンベロープがなく,エーテルや酸に抵抗
性があり,60℃・60 分間の加熱では不活性化されないが,70℃・30 分間,100℃・5分
間で不活性化される。E型肝炎ウイルスもエンベロープを持たないが,A型肝炎ウイル
スに対する消毒法が有効とされている26)。
大部分のウイルスに効果を示す消毒薬(消毒法)を以下に示す。
①煮沸(98℃以上)15~20 分間
②2w/v%グルタラール
③0.05~0.5w/v%(500~5,000ppm)次亜塩素酸ナトリウム
④76.9~81.4v/v%消毒用エタノール
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