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【参考資料3】感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きについて(健感発0311第8号令和4年3月11日) (37 ページ)
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| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73577.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第105回 6/10)《厚生労働省》 |
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病原体は西部ウマ脳炎ウイルス(トガウイルス科アルファウイルス属)であり,エン
ベロープを有する。アメリカ大陸で発生し,鳥とイエカ(Culex)の間で感染環が成立し
ている。ヒトへの感染はイエカの刺咬によって起こる。5~10 日の潜伏期間の後,ほと
んどは不顕性もしくは軽い風邪の様な症状を呈して回復するが,まれに脳炎を起す。そ
の場合,頭痛,発熱,情緒不安,項部硬直などの神経症状が見られる。乳幼児では重症
となることもある。利用可能なヒト用ワクチンはない。
感染防止は標準予防策をとる。
(14)ダニ媒介脳炎
病原体はエンベロープを有するダニ媒介性脳炎ウイルス(フラビウイルス科フラビウ
イルス属)である。マダニとげっ歯類との間に感染環が維持されている。またマダニに
おいて経卵性伝播,経齢間伝達も報告されている。ヒトはマダニの刺咬により感染する。
またヤギの生乳を喫飲することにより感染した例も報告されている。潜伏期間は 7~14
日であり,突然の発熱,頭痛,悪心,羞明などで発症する。その後回復する場合もある
が,髄膜脳炎に進展し,項部硬直,痙攣,精神症状,頚部や上肢の弛緩性麻痺などが出
現する。ダニ媒介脳炎ウイルスには極東亜型,シベリア亜型,およびヨーロッパ亜型が
知られており,致死率はそれぞれ約 20%,6-8%,および 1-2%である。海外では不活化
ワクチンが発症予防に用いられている。
感染防止は標準予防策をとる。
(15)チクングニア熱
病原体はエンベロープを有するチクングニアウイルス(トガウイルス科アルファウイ
ルス属)である。1952 年にタンザニアで初めて分離された。自然界ではヒトを含む霊長
類,翼手類,げっ歯類と蚊の間で感染環が維持されると考えられている。ヒトに感染す
ると高いウイルス血症を呈するため都市部ではヒト-蚊-ヒトの感染環が成立する。チ
クングニア熱は発熱,発疹および重度の関節痛を特徴とするウイルス性急性発疹性発熱
性疾患である。関節痛が長期に持続することも比較的多く,慢性末梢性リューマチ様症
状を呈し日常生活に困難を伴う。髄膜脳炎,呼吸器不全,心不全,劇症肝炎,腎不全等
による死亡例も報告されている。
感染防止は標準予防策をとる。
(16)デング熱
病原体はデングウイルス(フラビウイルス科フラビウイルス属)であり,エンベロー
プを有する。感染蚊であるネッタイシマカの媒介によりヒトに感染する。熱帯,亜熱帯
地域に分布している。症状は発熱や発しんであり,出血や血圧低下を示す場合もある。
感染防止は標準予防策であり,患者の血液や体液を介した感染の防止が大切である。
(17)東部ウマ脳炎
病原体はエンベロープを有する東部ウマ脳炎ウイルス(トガウイルス科アルファウイ
ルス属)である。アメリカ大陸で流行し,鳥とハボシカ(Culiseta)の間で生活環が成立
している。ヒトはブリッジベクターであるヤブカの刺咬によって感染する。3~10 日の
潜伏期を経て,高熱,頭痛,嘔吐などを生じ,1~2週間で回復することが多い。しか
し,脳炎を起こすと致死率は 30%にも上り,生残者の半数においても神経学的後遺症が
見られる。利用可能なヒト用ワクチンはない。
感染防止は標準予防策をとる。
(18)ニパウイルス感染症
病原体はニパウイルス(パラミクソウイルス科パラミクソウイルス亜科ヘニパウイル
ス属)であり,エンベロープを有する。従来,オオコウモリの体内で生息していたウイ
ルスが,養豚場のブタの尿,唾液,肺分泌物を介してヒトへ感染した。ウマ,イヌ,ネ
コにも感染する。ブタの尿や鼻汁で汚染されたものによる接触感染である。一方,バン
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ベロープを有する。アメリカ大陸で発生し,鳥とイエカ(Culex)の間で感染環が成立し
ている。ヒトへの感染はイエカの刺咬によって起こる。5~10 日の潜伏期間の後,ほと
んどは不顕性もしくは軽い風邪の様な症状を呈して回復するが,まれに脳炎を起す。そ
の場合,頭痛,発熱,情緒不安,項部硬直などの神経症状が見られる。乳幼児では重症
となることもある。利用可能なヒト用ワクチンはない。
感染防止は標準予防策をとる。
(14)ダニ媒介脳炎
病原体はエンベロープを有するダニ媒介性脳炎ウイルス(フラビウイルス科フラビウ
イルス属)である。マダニとげっ歯類との間に感染環が維持されている。またマダニに
おいて経卵性伝播,経齢間伝達も報告されている。ヒトはマダニの刺咬により感染する。
またヤギの生乳を喫飲することにより感染した例も報告されている。潜伏期間は 7~14
日であり,突然の発熱,頭痛,悪心,羞明などで発症する。その後回復する場合もある
が,髄膜脳炎に進展し,項部硬直,痙攣,精神症状,頚部や上肢の弛緩性麻痺などが出
現する。ダニ媒介脳炎ウイルスには極東亜型,シベリア亜型,およびヨーロッパ亜型が
知られており,致死率はそれぞれ約 20%,6-8%,および 1-2%である。海外では不活化
ワクチンが発症予防に用いられている。
感染防止は標準予防策をとる。
(15)チクングニア熱
病原体はエンベロープを有するチクングニアウイルス(トガウイルス科アルファウイ
ルス属)である。1952 年にタンザニアで初めて分離された。自然界ではヒトを含む霊長
類,翼手類,げっ歯類と蚊の間で感染環が維持されると考えられている。ヒトに感染す
ると高いウイルス血症を呈するため都市部ではヒト-蚊-ヒトの感染環が成立する。チ
クングニア熱は発熱,発疹および重度の関節痛を特徴とするウイルス性急性発疹性発熱
性疾患である。関節痛が長期に持続することも比較的多く,慢性末梢性リューマチ様症
状を呈し日常生活に困難を伴う。髄膜脳炎,呼吸器不全,心不全,劇症肝炎,腎不全等
による死亡例も報告されている。
感染防止は標準予防策をとる。
(16)デング熱
病原体はデングウイルス(フラビウイルス科フラビウイルス属)であり,エンベロー
プを有する。感染蚊であるネッタイシマカの媒介によりヒトに感染する。熱帯,亜熱帯
地域に分布している。症状は発熱や発しんであり,出血や血圧低下を示す場合もある。
感染防止は標準予防策であり,患者の血液や体液を介した感染の防止が大切である。
(17)東部ウマ脳炎
病原体はエンベロープを有する東部ウマ脳炎ウイルス(トガウイルス科アルファウイ
ルス属)である。アメリカ大陸で流行し,鳥とハボシカ(Culiseta)の間で生活環が成立
している。ヒトはブリッジベクターであるヤブカの刺咬によって感染する。3~10 日の
潜伏期を経て,高熱,頭痛,嘔吐などを生じ,1~2週間で回復することが多い。しか
し,脳炎を起こすと致死率は 30%にも上り,生残者の半数においても神経学的後遺症が
見られる。利用可能なヒト用ワクチンはない。
感染防止は標準予防策をとる。
(18)ニパウイルス感染症
病原体はニパウイルス(パラミクソウイルス科パラミクソウイルス亜科ヘニパウイル
ス属)であり,エンベロープを有する。従来,オオコウモリの体内で生息していたウイ
ルスが,養豚場のブタの尿,唾液,肺分泌物を介してヒトへ感染した。ウマ,イヌ,ネ
コにも感染する。ブタの尿や鼻汁で汚染されたものによる接触感染である。一方,バン
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