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総-7入院について(その4) (77 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65606.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第624回 11/5)《厚生労働省》
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入院料に包括される薬剤等に係る課題と論点
(高額薬剤を使用している患者の受入について)
• 免疫・アレルギー疾患等において、維持期の治療として、免疫系に作用する生物学的製剤やJAK阻害薬が使用される
ようになり、これらの高額薬剤の外来処方が増えている。患者の高齢化も進んでおり、こうした患者が脳卒中や骨折等の
急性疾患の発症後、包括期~慢性期の病棟に入棟する場面は多いと考えられる。
• 回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟、療養病棟等の薬剤料が入院料に包括されている特定入院料にお
いて、入院受入困難な理由の一つに高額薬剤の使用があった。
• 具体的な薬剤として、全ての病棟で生物学的製剤等の分子標的治療薬等が多くあげられていた。また、回復期リハビリ
テーション病棟では、他の病棟で出来高算定可能な抗悪性腫瘍剤や疼痛コントロールのための麻薬を挙げた病棟が多
かった。
• 入院・外来医療等の調査・評価分科会においては、転院にあたり、急性期病院で多量の退院時処方を求められるケース
もあるため、入院医療全体を見通したうえで、維持期の治療として使われているか、副作用等の管理が可能か、入院料
と薬価といった複数の観点から取扱を検討してはどうかとの意見があった。

【論点】
(高額薬剤を使用している患者の受入について)
○ 免疫・アレルギー疾患等の維持期の治療として、生物学的製剤やJAK阻害薬等、慢性疾患の継続的な治療に不可欠
で高額な薬剤を用いながら療養している患者が増えてきている背景を踏まえ、そうした患者のリハビリテーションや退院
支援を阻害しない観点から、入院料に包括されない除外薬剤の範囲について、どのように考えるか。
○ 回復期リハビリテーション病棟における出来高算定可能な除外薬剤が、地域包括ケア病棟等の他病棟と異なることを
踏まえ、除外薬剤の範囲について、どのように考えるか。

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