総-7入院について(その4) (102 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65606.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第624回 11/5)《厚生労働省》 |
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(入退院支援の実施状況について)
○ 入退院支援加算と入院時支援加算の届出施設は微増しており、入退院支援加算と入院時支援加算の算定回数は年々
増加している。
○ 入退院支援加算を算定した患者の「退院困難な要因」として、 病棟種別にかかわらず、「緊急入院であること」が
最も多く、次いで、特に、地域包括医療病棟、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟においては、
「入院前に比べADLが低下し、退院後の生活様式の再編が必要であること(必要と推測されること)」も多い傾
向が見られる。
○ 入院時支援加算は、入院を予定する患者に対し、入院前の外来において、入院中に行われる治療の説明、入院生活
に関するオリエンテーション、入院前の服薬状況の確認、褥瘡・栄養スクリーニング等を実施し、支援することを
評価するもの。予定入院の場合には、退院困難な要因の有無の評価を入院前に行うことができ、入退院支援に係る
準備を進めることが可能となっている。
(退院先の特徴について)
○ 急性期入院料においては、自宅から入棟し、自宅へ退院する割合が高い一方、地域包括医療病棟・地域包括ケア病
棟・回復期リハビリテーション病棟では、自宅への退院だけでなく、転院や介護施設等への入所等、退院先がより
多様である。療養病棟ではこうした退院先のほか、死亡退院の割合も高い。
(精神科入退院支援加算について)
○ 令和6年度診療報酬改定において新設された精神科入退院支援加算の算定状況 (病院種別)において、330 施設の
うち、「届出あり」は 26.4%、「届出の予定 はない」は 66.4%であった。精神科入退院支援加算の届出をしてい
ない理由は 「看護師等の配置が困難であるため」が最も多く 77.4%であり、精神科入退院支援に係る専従要件等が
困難な要因となっている可能性がある。
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