総-7入院について(その4) (156 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65606.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第624回 11/5)《厚生労働省》 |
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(ICT機器の活用による看護業務の業務負担軽減の取組の推進)
• ICT(情報通信技術)の活用して業務を見直し・省力化している取組は7割程度であり、ICT機器の活用による取組
が進んでいる。
• 主な取組としては、「ビデオ通話(WEB形式)による会議の実施」(情報共有)や「センサー等の活用によるモニ
タリング」(見守り)、「タブレットの活用によるペーパーレス化」(記録)であった。
• ICT機器を活用している医療機関における看護職員の記録に関する負担軽減として、電子カルテシステム等を活用
した入力の簡易化や書類の記載項目の簡素化の取組を行っていた。
• 看護師間の報告・連絡・相談に無線機にイヤホンとマイクを取り付けた通信機器を活用することや、日々の看護実
施記録にスマートフォンに音声で入力したメモを活用することで、看護師が療養上の世話や診療の補助といった直
接的なケアをする時間が増加したとの取組報告があった。
• また、病室にカメラを設置し看護師が装着しているスマートグラスから病室の状況を確認することで、患者の異常
や事故の兆候を早期に発見できたとの取組報告があった。
• ICT機器の活用を継続するにあたっての課題は、「ICTの維持・管理等のメンテナンスにコストがかかる」「ICTを
使いこなせていない職員がいる又は多い」「ICTの導入にあたって教育や人材育成に時間がかかる」との意見が多
かった。
【論点】
○ 看護記録や情報共有等の間接的な業務時間が長く、療養上の世話や診療の補助といった直接的なケアの時間を確
保し看護業務の更なる業務負担軽減を推進する観点から、①見守り、②記録、③医療従事者間の情報共有といっ
た全ての類型のICT機器を活用をする場合に、入院基本料等に規定する看護職員の配置基準に対しての柔軟化を行
うことに対してどう考えるか。また、配置の柔軟化を行う場合、その入院基本料等の範囲をどのように考えるか。
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