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資料2 地域医療構想及び医療計画等に関する検討会及びワーキンググループの議論の進め方等について (56 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59892.html
出典情報 地域医療構想及び医療計画等に関する検討会(第1回 7/24)《厚生労働省》
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令和7年7月4日第116回社会保障審議会医療部会資料一部改

5疾病6事業とその他の医療との関係について


これまで5疾病6事業について、領域ごとに医療圏や圏域を設定する等により、それぞれの医療提供体制の確保
に取り組んでいる。



他方、領域をまたぎ共通する医療資源(手術を担う医師や麻酔科医等)を有効に活用する観点から、5疾病6事
業の医療提供体制の確保に当たっても、当該領域以外も含めた地域の医療提供体制全体を踏まえた検討が必要。
※ 5疾病:がん、脳卒中、心筋梗塞等の心血管疾患、糖尿病及び精神疾患
※ 6事業:救急医療、災害時における医療、新興感染症発生・まん延時における医療、へき地の医療、周産期医療及び小児医療(小児救急医療を含む)

例)周産期医療

263区域(令和6年4月時点)

• 周産期医療については、
二次医療圏にこだわら
ず、地域の分娩取扱施
設の状況等を踏まえて、
周産期医療圏を設定し、
周産期医療の提供体制
を構築している。

2040年を見据えたがん医療提供体制の
均てん化・集約化に関する議論の整理(案)
(第18回がん診療提供体制のあり方に関する検討会)
(抜粋)

周産期医療圏
A二次医療圏

B二次医療圏

分娩取扱施設がない

分娩取扱診療所
周産期母子医療センター

例)がん医療

336区域(令和6年8月時点)

• がん医療については、
二次医療圏の枠組みを
超えて、効率的にがん
医療を提供するために
集約化を含めた、がん
医療提供体制の検討を
推進することとされて
いる。

がん医療圏
がん診療連携拠点病院等

病院
病院

病院

入院や手術等を含めた一般的な医療は引き続き提供

4) がん医療提供体制の均てん化・集約化についての留意
事項
従来のがん医療提供体制を維持した場合、現在提供さ
れているがん医療が維持できなくなる恐れがあるため、
今後も国民が質の高いがん医療を受療できるよう、集約
化も含めた持続可能ながん医療提供体制の構築が必要で
あるという点について、国や都道府県は、国民の理解を
得るために、国民にとってわかりやすい説明を継続して
いく必要がある。
都道府県は、地域ごとに、医療資源やがん患者の状況
(がん患者数、医療機関までの通院手段等)を把握し、
医療機能の見える化を推進するとともに、がん患者の医
療機関へのアクセスの確保について十分に留意しながら、
適切ながん医療提供体制を整えることが重要である。
また、手術療法を担う外科医について、がん以外にも、
虫垂炎や胆嚢炎等の様々な疾患についての手術を担う必
要があること等から、
がん医療提供体制の検討にあたっては、がん以外も含め
た地域の医療提供体制を維持・確保する観点についても
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留意することが重要である。