倫理的法的社会的課題研究事業

令和７年度予算額

7,093千円

事業概要（背景・目的）
昨今の医療技術の発展は目覚ましく、最先端の技術が、社会に思わぬ影響を及ぼすことがある。特に近年は、
ゲノム、ＩＣＴ、人工知能（AI）等の新たに生み出された科学技術を社会実装してより一層イノベーションを推進して
いくことが重要であるが、これらの新たな技術がもたらす倫理的、法的、社会的諸課題（以下「ELSI」という。）が、
既存の社会的枠組に与える影響が大きいことも認識されている。これらの新たな科学技術の開発と当該技術が
もたらすELSIを検討する本研究事業を並行して行うことにより、イノベーションを加速させることを目指す。

令和８年度概算要求のポイント
○ 令和8年度の新規課題の募集は行わず、令和７年度からの継続課題のみを実施する。
【継続】ゲノム情報による不当な差別等への対応方針策定とゲノム医療に関する啓発方法等の確立 に資
する研究

これまでの成果概要等
「保健医療分野におけるデジタルデータのAI 研究開発等への利活用に係る倫理的・法的・社会的課題の抽出
及び対応策の提言のための研究」については、国内外のELSIの議論の動向も踏まえた対応策の提言、研究者
や開発企業、医療現場等が活用できるガイドライン案等の作成を行った。 （令和４～５年度）
「人を対象とする生命科学・医学系研究における患者・市民参画の推進方策に関する研究」については、医療
分野の研究開発等におけるPPI（患者・市民参画）について、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する
倫理指針」における記載案を作成している。 （令和５～６年度）

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