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【資料1-2】令和8年度研究事業実施方針(案) の概要(厚生労働科学研究) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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統計情報総合研究事業

令和7年度予算額

26,671千円

事業概要(背景・目的)
公的統計は、統計法第1条において「国民にとって合理的な意思決定を行うための基盤となる重要な情報」とされている。令和
5年に閣議決定された第Ⅳ期の「公的統計の整備に関する基本的な計画」における施策展開の基本的な視点は、「社会経済の
変化に的確に対応する公的統計の府省横断的整備の推進」及び「統計の国際比較可能性の向上」を目指し、「ユーザー視点に
立った統計データ等の利活用促進」のため、統計作成部局等は「品質の高い統計の作成のための基盤整備」及び「デジタル技
術や多様な情報源の活用などによる正確かつ効率的な統計の作成」を実現することとされている。
社会保障をとりまく大きな状況変化及び治らない時代に対応するよう、上記の基本的な視点に基づく公的統計の整備に関する
各種施策を実現し、公的統計の作成・提供・利用の基盤整備を推進し、政策を適切に企画立案するためのエビデンス(科学的根
拠)を創出する。

令和8年度概算要求のポイント
【継続】我が国におけるICD-11によるコーディングの普及・教育に資する研究(令和7~9年度)
海外諸国のICD-11 (国際疾病分類第11版)導入状況と課題に関する調査の実施と資料の作成、わが国の適用に向けた提言
【継続】ICFの多様な現場での実用化と統計への応用に向けた研究(令和7~8年度)
ICF及びICD(V章)を用いた評価手法の教育・普及による多様な現場でのICFの活用と、疾病統計への可能性の検証
【新規】International Classification of Health Interventions (ICHI) の国内への更なる普及促進に向けた研究
【新規】ICD-11準拠の統計基準を適用するに当たっての患者調査の傷病符号付けのための研究

これまでの成果概要等
【課題名】ICD-11の適用を通じて我が国の死因・疾病統計の向上を目指すための研究
【概要】過去からの継続性、WHO分類との整合性を勘案し、ICD-11に対応した我が国における統計基準の死因分類表案及び疾
病分類表案を作成した。 (令和5~7年度:継続)
【成果の活用】社会保障審議会統計分科会疾病、傷害及び死因分類部会等において、「疾病、傷害及び死因の統計分類」の改
正の検討を行う際の基礎情報とした。医学的分類として医療機関における診療録の管理等に活用されることが期待される。加
えて、厚生労働統計にICD-11準拠の統計基準が使われ国際比較可能性が向上することで、国際比較を通じて我が国の現状や
課題を把握し、社会保障関係施策の企画立案や課題解決に貢献する。

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