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【資料1-2】令和8年度研究事業実施方針(案) の概要(厚生労働科学研究) (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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令和8年度新規研究課題の具体的な研究内容等
(1)予防接種施策の推進及びワクチンの評価に資する研究
予防接種法に基づく予防接種基本計画の再検討のため、開発優先度の高いワクチンの選定に資する評価手法の開発研究
及びワクチンに特有の流通面の課題解決に資する分析手法の開発研究を行う。

(2)一類感染症等の患者発生時に備えた臨床対応及び行政との連携体制の構築のための研究
各種感染症の手引きの作成や、有事に備えた訓練等を行うことで、一類感染症等の患者が発生した場合に対応できる医療お
よび行政関係者が養成され、わが国の国際医療協力や学術分野における貢献が期待できる。

(3)バイオテロ及び生物学的脅威に対する我が国の危機対応能力及びバイオディフェンス戦略
の基盤強化に資する研究
我が国のバイオテロ危機対応戦略の基盤強化に貢献することを目的とし、国内外でのバイオテロ・一類感染症危機対応や管理
体制及び連携に関する検討、次世代シークエンス(NGS)技術等を用いた検査・運用法の開発、痘そうワクチン(LC16m8)の安全
性と汎用性向上に関する開発研究、重症性呼吸器感染症の起因となる新興動物由来ウイルスのリスク評価、生物兵器転用が
危惧されるウマ脳炎ウイルスに対する診断・治療・予防に関する研究を行う。

(4)医療デジタルトランスフォーメーション時代の重層的な感染症サーベイランス体制の整備に
向けた研究
複数の指標を用いた重層的な感染症サーベイランス体制の整備と活用に資する検討を行う 急性呼吸器感染症(ARI)サーベイ
ランス実施後における評価検証、インフルエンザ等で定められている警報・注意報に関する知見の創出等)。

(5)感染症解剖症例レジストリ開発と運用に関する研究
病理感染症解剖症例レジストリ開発のために作成した症例情報報告書様式について、実際の症例情報収集を行ったうえで
改善点を抽出し、症例情報報告書様式の改訂作業を進める。

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