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【資料1-2】令和8年度研究事業実施方針(案) の概要(厚生労働科学研究) (57 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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令和8年度新規研究課題の具体的な研究内容等
地域保健基盤形成に関する研究分野
○効率的・効果的なIHEAT研修の企画立案とIHEAT
要員の戦略的な確保のための研究

○地方衛生研究所等におけるゲノム検査等に係る人材育
成体制の強化、精度管理手法の確立及び協力体制の充実
のための研究

○災害時の保健活動のアセスメント等に必要な情報及
びその把握や分析、活用等についての研究

・自治体やIHEAT要員への調査によりIHEAT要員の確保・育
成の課題分析や好事例の収集等を行い、効果的・効率的な
IHEAT研修の企画立案のためのガイドラインやIHEAT要員確
保に関する実践的な方策・指針等を作成する。

・ゲノム検査に係る研修内容・体制の評価とガイドライン等
の改定、ゲノム解析の精度管理に関する標準的手法の検
討、全国の地方衛生研究所等における理化学分野等の検
査体制を踏まえた協力体制の検討を行う。

・保健活動の方針を検討するにあたり、各組織(市町村・保健
所・都道府県)にて必要となる共通的な情報を抽出したうえで、
その情報の活用等についての整理し、他システムとの連携を
視野に入れた災害時に活用できる報告内容の提示する

○DHEAT先遣隊をはじめとする保健医療福祉調整本部
支援に携わるDHEATの人材育成及び体制強化のため
の研究

○公衆衛生医師の確保・育成・定着の推進に係る広
域的取組の活用のための研究

○感染症対応を含めた健康危機に対応するための保
健所における総合的なマネジメントを担う保健師等の
役割の検討

・これまでのDHEAT研修のレビューや講師などへのヒアリン
グを踏まえ、保健医療福祉本部での活動に必要な技能をもつ
DHEATを育成する手法の開発やDHEAT全体の体制整備に
必要な事項を検討する。

・自治体や公衆衛生医師へのアンケート調査や諸外国におけ
る施策に関する情報収集等により、公衆衛生医師の確保・育
成・定着に効果的な、自治体間で連携した広域的な取組等に
ついて検討する。

・総合的なマネジメントを担う保健師の業務・役割・課題・有事の
際に即応するための課題・役割発揮(平時業務との連動等)等に
ついて実態把握し、総合的なマネジメントを担う保健師等の平時・
有事の役割発揮について分析し、検討する。

生活環境安全対策研究分野

健康危機管理・テロリズム対策研究分野

○旅館業法及び興行場法の施設における感染対策のための空気環境管理を中心とした
衛生管理の推進に資する研究

○健康危機管理に関わる人材を効果的に育成するための教育体系の構築
に関する研究

エアロゾル感染を念頭に、旅館業法及び興行場法の施設の空調換気設備の種類やその他要因
に基づく空気の流れ等の空気環境管理について、実施設での実測調査等を行い、地方自治法
に基づく技術的助言の更新を行うため、最新の知見を収集する。
○クリーニング業における衣類消毒基準及び指定洗濯物の衛生管理に関する研究
・衣類の消毒方法追加に係る海外の規制調査を行う。
・貸しおしぼりや貸しおむつの衛生管理に係る文献調査や実証実験を行う。
○建築物衛生業務等に携わる環境衛生監視員のさらなる質の向上を見据えた実態調査
及び教育プログラムの開発
・全国の環境衛生監視員の業務の実態調査(立入検査時のポイントや、改善点がある施設
の共通点の把握)。
・実態調査によって得られた知見の横断的展開を可能とする教育プログラム案(集合研修、
課内研修)の策定。

健康危機管理に関わる既存の研修について網羅的な調査を行い、その効果や
学習内容を評価した上で、体系的な整理を行う。最終的には、それらに基づいた
実践的な学習教材や訓練プログラム等、健康危機への実対応時に各団体・機関
が円滑に連携して活動を行うための能力を涵養する教材を作成する。
○健康危機管理における多組織間・多分野間の連携体制の構築を推進する
ための研究
「健康危機管理センターと多分野連携体制の推進のための研究」の成果を踏ま
え、標準作業手順書の更新や、ネットワーク会議等の参加者・議題・運営方法等
についての検討、研修・訓練プログラムの開発等を行う。さらに、それらを関係機
関に広く普及するための方法について検討を行う。

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