総-2入院について(その5) (122 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65884.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第627回 11/14)《厚生労働省》 |
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(病棟業務における多職種の関わり)
• 病棟の看護業務について、看護師は「診察・治療」「患者のケア」に従事している時間が全体の半分を占めており、「看護
記録」や「情報共有」の時間がそれに続いた。
• 「診察・治療」に係る業務として、栄養状態、摂食・嚥下状態、ADL、口腔の状態等に関するスクリーニング・評価や各種
計画の作成については、管理栄養士や療法士がそれぞれ主として実施している病棟が多かった。
• 食事に関する業務について、管理栄養士が関与している病棟が多かったが、ミールラウンドや食事変更の調整を主とし
て実施している病棟は約2割だった。
• 薬剤の準備・投与に関する業務は薬剤師が関与している病棟が多かった。一方、薬剤の投与、バイタルサイン等の測定、
検査実施や診察の介助、吸引については、看護師が主として実施している病棟がほとんどであった。
• 検査の準備や実施について、臨床検査技師が実施している病棟が約3割あった。臨床検査技師が病棟に常駐すること
により、検査工程の全てに参画することで医師・看護師の負担軽減に繋がった事例がある。
• 「患者のケア」に係る業務の多くは、看護師が主として実施していると回答した病棟が多かった。
• 多職種が専門性を発揮しつつ、多職種間で病棟業務を協働して行うことで、様々なメリットが想定される。
【論点】
○ リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算等については、療法士の配置基準や休日のリハビリテーション実施の要
件が厳しいという意見があり、体制加算の届出は少ない。一方、届出している病棟では、早期のリハビリテーション介入、
高いリハビリテーション実施割合、休日の充実したリハビリテーション等の高い取組により、一般的にADLが下がりやす
い患者を対象に良い結果を出していることや、口腔衛生などリハビリテーション以外の取り組みを含めて促していく観点
から、本加算の評価の在り方や要件について、どのように考えるか。
○ 特に高齢者の多い急性期の病棟等において、多職種における協働を促し、ニーズに応じて病棟に多職種を含めて配
置をする等のより柔軟な対応を可能にすることについて、どのように考えるか。その際、病棟に配置されている管理栄養
士や療法士の病棟での業務を推進することについて、どのように考えるか。また、管理栄養士が特定機能病院で専従配
置の場合も退院患者の支援を継続的に行うことについて、どのように考えるか。
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