よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書20(3802頁~4000頁) (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

提案番号(6桁) 申請技術名
関節リウマチ治療における生物学的製剤・JAK阻害薬に変更時の
728203
抗シトルリン化ペプチド(CCP)抗体定性、定量測定

申請学会名
日本リウマチ学会

関節リウマチ治療における生物学的製剤・JAK阻害薬に変更時の
抗シトルリン化ペプチド(CCP)抗体定性、定量測定
関節リウマチ(RA)における抗CCP抗体の測定の意義
 早期の診断における有用性(早期診断・早期治療により難治性RAの発症を抑制)
 予後不良因子(高力価であるほど関節破壊の進行が速いとされる)としての有用性
 使用する薬剤の使用する薬剤によっては、抗体価の違いにより治療反応性が異なる
RAの診断確定後であっても、治療薬の変更時(生物

EULAR recommendation(2022年改訂版)

学的製剤・JAK阻害薬に変更時、右図Phase IIおよび
III)にも、本検査が実施できる体制を強く要望する。
何故なら、RAは治療中にも病勢が度々再燃し、新たな
治療薬の選定が必要になることはよく経験される。抗
CCP抗体は日本リウマチ学会の関節リウマチ診療ガイド
ラインや、EULAR recommendation(2022年改訂版)に
おいて代表的な予後不良因子として位置づけられ、治
療薬選択時の測定が推奨されている(右図のACPAとし
て記載)。
特に難治性RAであるPhase II, IIIに相当する患者は重
症化するリスクが高く、この時点での薬剤選定に関し
て抗CCP抗体値は大いに参考になると思われる。
測定する患者数の増加により、+0.3億円と推測され
るも、適正な薬剤(リウマチ治療薬)が選択されるこ
とによる高価な薬剤費の無駄の省略、及び、重症化阻
止によって将来的に手術となる患者が減少する等、長
期的にみれば医療費の効果減弱が大いに期待される。

3856

Smolen JS, et al. Ann Rheum Dis. 2023 Jan;82(1):3-18.