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提案書20(3802頁~4000頁) (171 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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③再評価の根
拠・有効性

「厚生労働省標準規格」HS014 臨床検査マスターは、保険診療の電子的処理において国内標準として用いられている(同マスターの分類は、日本
臨床検査医学会作成の臨床検査項目分類コード・JLAC10と同じである)。これまで、同マスターの検査分野分類は診療報酬点数表の検査分類と整
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 合性なく運用されているが、分類の出典は日本臨床検査医学会が学術的に決定したものであり、現時点での学会の公式見解と判断される。同マス
ターでは、ヘモグロビンA1Cは生化学検査に分類されており、これは、今回施行された省令でも同様である。現在の診療報酬上の取り扱いでも、
後等のアウトカム
同一目的で施行される他の検査は、血液生化学検査に分類されており、ヘモグロビンA1Cのみが、血液形態・機能検査に分類されているのは不合
理である。

ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
上述、臨床検査マスターでの分類
る。)

ガイドライン等での位置づけ

④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

80,226,408

見直し後の症例数(人)

80,226,408

見直し前の回数(回)

80,226,408

見直し後の回数(回)

80,226,408

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

検査内容は変化せず、普及性に変化は見込まれない。施行人数は、検査数の半数とした。

検査技術そのものに関わる提案ではなく、結果の取り扱いに関する提案であり、検査技術の成熟度は現状と変化ない。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 新たに設けるべき基準はない
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 同上
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の なし
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

一定のリスクを伴う医療行為だが、日所的な医療行為のため、個別の説明・同意等は無い。増点はリスク軽減に貢献すると予想される。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

特になし

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

-

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

特になし

その他(右欄に記載。)

番号
技術名

特になし
特になし

具体的な内容

特になし
減(-)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

50,141,505,000

その根拠

血液学的検査判断料は約1億7千万回(年)、HbA1cは約8千万回算定されている。慢性期糖尿病管理例の大多数では、グルコースとHbA1cの2項目の
みを検査するため、同回数分の血液学的検査判断料は算定されなくなる。影響額を約半分として試算した。

備考

大きな影響額であり、当該医療費は、糖尿病患者の管理業務や技術評価(ドクターフィー相当)に充てる対応が必要と考えられる。

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

特になし

⑫その他

特になし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

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