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提案書20(3802頁~4000頁) (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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研究結果

今回、輸血関連情報提供料の答申に合わせて、全国の医療機関における遅発性溶血性輸血反応(症状;赤褐色尿)を調査し
た結果、約20,000回の輸血において1回程度発生していることが確認できた(令和3年度血液製剤使用実態調査より)。日本
の数値は海外より低値であることより、安全な輸血医療が提供されていると言える。しかし、遅発性溶血性輸血反応が完全
に回避できている訳ではない。
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⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
ガイドライン等での位置づけ

⑥普及性

ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)

年間対象患者数(人)

1,000,000

国内年間実施回数(回)

1,000,000

輸血療法実施に関する指針(令和2年3月改正)
Ⅲ患者の血液型検査と不規則抗体スクリーニング
3.不規則抗体スクリーニング
間接抗グロブリン試験を含む不規則抗体スクリーニングを行う。
不規則抗体が検出された場合には、同定試験を行う。なお、37℃
で反応する臨床的に意義(副作用をおこす可能性)のある不規則
抗体が検出された場合には、患者にその旨を記載したカードを常
時携帯させることが望ましい。

※患者数及び実施回数の推定根拠等

輸血医療に係るシステム化が停滞していることは、国レベルにおける承知の事実であることは認識されているところであ
る。直近5年間の赤血球製剤の使用は、ほぼ一定で650万本程度使用されている。輸血を受けている患者数は、以前より100
万人(実患者数)程度いると言われている。この数値より換算していくと、患者一人当で6回程度の輸血を受けているが予
測される。

⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

不規則抗体などによる輸血副反応の危険性が理解できる医師、看護師、臨床検査技師による専門的な知識が必要。

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

輸血を実施したすべての施設

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

タスクシフト・シェアに伴い、医師以外でも輸血療法の専門的知識を有する看護師・臨床検査技師による説明が可能と考え
られる。

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

輸血療法実施に関する指針(厚生労働省)、赤血球型(赤血球系)検査ガイドライン(改訂4版)(日本輸血・細胞治療学
会)

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

患者への輸血関連情報カードの説明であることから、副作用やリスクの危険性はない。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

当該患者の理解が得られる状況でない場合や、16歳未満の未成年の場合は、近親者への説明を行う。近親者とは3親等以内
のものとする。



妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い

点数(1点10円)

400

その根拠

(医師または臨床検査技師による患者またはその家族への説明と診療録の記載:15分)(輸血関連情報カードの作成:30
分)(医師、看護師または臨床検査技師による輸血関連情報カードに記載されている内容を患者またはその家族へ説明:15
分)時間給より算出。

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

区分をリストから選択

番号

特記すべきことなし

技術名

特記すべきことなし

具体的な内容

特記すべきことなし

増(+)

プラスマイナス

予想影響額

予想影響額(円)

40,000,000

その根拠

輸血を受けている実患者数(1,000,000人)×臨床的意義のある赤血球型不規則抗体が検出される割合(1%)×答申額
(4,000円)=40,000,000円

備考

特になし

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
特記すべきことなし
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

3)調べていない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

特記すべきことなし

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

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