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提案書20(3802頁~4000頁) (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険未収載技術用)
整理番号

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

726104
輸血機能評価加算
日本輸血・細胞治療学会

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

07血液内科
04消化器内科

関連する診療科(2つまで)
15心臓血管外科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の

提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する


リストから選択

追加のエビデンスの有無

有無をリストから選択

提案される医療技術の概要
(200字以内)

病院での輸血管理体制や適正輸血への取り組みについて輸血療法の実施に関する指針・血液製剤の使用指針に沿って行われ
ているかを輸血医療の専門家チームにより評価し、認定基準に満たしている施設を評価する。外部監査により輸血医療全般
を評価することにより、輸血療法の安全性を担保する。

文字数: 135
対象疾患名

保険収載が必要な理由
(300字以内)

輸血用血液を使用する全ての疾患が対象となる。

我が国では「血液製剤の使用指針」や「輸血療法の実施に関する指針」が整備されているが、医療施設の現場での遵守状況
は明らかではない。各施設の輸血管理体制は医療機能に応じた整備状況が想定されるが、自主的な取り組みには限界があ
る。本機能評価は輸血医療の専門家による現場視察により、指針の遵守状況を把握して改善を促すものであり、輸血医療の
安全性の確保、適正輸血の推進に効果的な取り組みとして保険収載が必要である。

文字数: 202
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等

「輸血療法の実施に関する指針」に記載されている基準を遵守している施設

②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)

輸血機能評価では、次の6項目の重要事項について評価を行い、標準的な輸血医療の実施が確認して認定施設としている。
認定施設の継続には5年に1回の評価が必要である。1)輸血管理体制と輸血部門:医療施設の管理者は、安全かつ適正な輸血
を心がけ、施設内に輸血療法委員会と 輸血部門を設置し、必要な人員を配置する。 2)血液製剤管理:輸血に必要な血液製
剤は、輸血部門に於いて、入出庫や在庫中における 品質管理と照合管理を適正に行う。 3)輸血検査:輸血部門は、安全な
輸血に必要な輸血検査を実施する。また、24時間を通して必要な輸血検査が実施される体制を構築する。4)輸血実施: 輸
血の実施は、患者の同意に基づいて安全に且つ適正に実施されるべきであり、実施担当者は、必要な照合と患者管理を行
う。 5)副作用の管理・対策:施設管理者は、輸血副作用の発生状況を把握し、防止態勢の構築などの対策を講じる。6)輸
血用血液の採血: 同種血採血は、特殊な場合を除いては、院内では行わない。自己血採血は安全を確保して、患者の同意
に基づいて行う。

区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)



番号

920-2

医療技術名

輸血管理料

既存の治療法・検査法等の内容

輸血部門において、輸血業務全般に関する責任者として専任の常勤医師が配置されていること。
輸血部門において、臨床検査技師が常時配置されており、専従の常勤臨床検査技師が1名以上配置されていること。
輸血部門において、輸血用血液製剤及びアルブミン製剤)の一元管理がなされていること。
ABO血液型、血液交差試験、不規則抗体検査等が常時実施できる体制が構築されていること。
輸血療法委員が設置され、年6回以上開催され、血液製剤の適正化の取り組みがなされていること。
輸血前後の感染症検査の実施又は輸血前検体の保存が行われ、輸血に係る副作用監視体制が構築されていること。

④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム

上記の算定条件については全て自己申告に基づいており、実際の輸血医療の現場は確認されていない。本機能評価では輸血
管理料の算定要件の裏付けとなるデータを提供でき、かつ定期的な更新が必要なため将来に亘って改善を継続することが可
能となる。

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