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参考 報告書(最終版)(5)介護現場でのテクノロジー活用に関する調査研究事業(報告書)​ (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》
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3.調査期間
令和4年 10 月 1 日~令和4年 12 月 28 日
4.調査方法
本調査は、郵送配布、電子調査票によるインターネット提出とした。
5.調査結果概要
【介護ロボットの導入概況】


全国の介護施設・事業所における介護ロボットの導入概況の把握を行った。その結果、「見守り
支援機器」の③「入所・泊まり・居住系」における「導入済み」の回答割合は 30.0%であった。



その他、10%以上導入されている介護ロボットとしては、③「入所・泊まり・居住系」の「入浴
支援機器」
(11.1%)

「介護業務支援機器」(10.2%)が挙げられた。

【目的別 ICT 機器・ソフトウェア等の利用状況】


入力端末(記録業務)における ICT 機器の利用状況については、①「訪問系」・②「通所系」・③
「入所・泊まり・居住系」ともに「据え置き型端末(デスクトップパソコン、大型ノートPC
等)
」が7~8割と最も多かった。



連絡・通話手段については、③「入所・泊まり・居住系」では「PHS」が 53.9%と最も多かっ
たが、①「訪問系」および②「通所系」では「携帯電話」がそれぞれ 59.4%、59.7%と最も多か
った。



会議・カンファレンス等の開催・参加における ICT 機器の活用について、いずれの調査票種類に
おいても約6~7割が ICT 機器を利用し、開催・参加していた。

【見守り支援機器の活用状況】
○ 見守り支援機器を導入している施設・事業所の現在の使用頻度は、「ほぼ毎日」が最も多く、
93.2%だった。
○ 見守り支援機器の導入前後に行った配慮や工夫については、
「職員会議等を通じた職員への周知
と合意形成」が 51.3%と最も多く、次いで「課題分析と導入目的の明確化」が 42.5%、「職員を対
象とした講習会やトレーニングの実施」が 42.4%の順であった。
○ 見守り支援機器の現在導入済み台数に応じた導入費用については、10~20 万円未満が 18.9%、5
~10 万円未満が 11.3%、20~30 万円未満が 11.1%の順であった。
○ 見守り支援機器の利用者数(令和4年9月1月現在)別導入費用の平均については、1~15 人
未満の施設・事業所では 316.1 万円であったが、
「61~100 人の施設・事業所では 719.6 万円」
であった。
○ 見守り支援機器を導入した目的・理由は、「職員の精神的・肉体的負担軽減」
「業務の効率化」
「ヒヤリハット・介護事故の防止」
「ケアの質の向上」が上位に挙げられた。

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