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参考 報告書(最終版)(5)介護現場でのテクノロジー活用に関する調査研究事業(報告書)​ (150 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》
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・ 教育については、研修部門(センター)の担当職員がいる。教員経験者を採用してい
る。現場の先輩による指導と合わせて、担当職員によるエビデンスベースの教育も重
要と考えている。新規職員の採用時に、担当職員による3日~5日のレクチャーを実
施する。
・ 介護業務支援機器で取得する多くの情報を、宝の持ち腐れにならないように、委員会
で継続して議論をしている。
・ ヒヤリハットの扱いについて、インシデントレポートと事故レポートを介護業務支援
機器で報告させている。R3の統一様式に介護業務支援機器が変わっているので、そ
れに沿って報告している。行政へはそのまま報告するイメージ。ヒヤリハットの少な
さは気になっており、ヒヤリハット件数がもっと増えて欲しいと考えている。
・ 研修センターが法人全体の研修やリーダーからの相談に応じている。
・ 施設長の考え方については、職員に対して日々伝えているわけではないが、採用時に
は伝えている。また、その他では長年一緒に取り組んできた各リーダーが私の考え方
を理解して、伝えてくれていると思っている。
施設・事

・ 移乗支援機器の導入により、腕の巻き込みや摩擦軽減されていると思う。利用者が痛

業所C

い思いをせずに、安全安心にベッドから車いす、車いすからベッドへの移乗ができる
ようになっていると思う。ケアの質、業務の効率化、安全管理につながっているので
はないか。導入当初は、
「いやいや、抱えた方が早いよ」等の声もあったが、繰り返し
勉強会を行なったりすることで意識が変わっていった。新しいスタッフが入る度に使
い方のレクチャーも行っている。職員は、機器を使った方が自分のためにも利用者の
ためになると言っている。痛い思いをせずに、移乗・移動が可能になったことで、利
用者本人も安心してスタッフに身を任せられるようになっている。家族にも施設で導
入している機器について説明し、実際に使っているところを見ていただき、同意を得
ている。
・ 見守り支援機器の効果は、導入したことで、眠られている状況がデータとして目で見
てわかるようになったことが大きい。お手洗いのタイミングの情報が把握できること
により、夜間のケアに反映できている。
・ アラートが鳴ったら訪室に行かなければいけないため、スタッフの訪室回数は増える
が、利用者の行動を知るためには必要。今まではトイレを流す音を聞いてから訪室し
ていたのが、見守り支援機器を使うことで起き上がった段階で「おトイレですか」と
声かけができるようになった点は大きい。
・ 現在利用者 29 名に対して見守り支援機器を 10 台導入しているが、特に増やしたいと
いう要望は聞いていない(ケアワーカーが情報収集)
。現時点ではセンサーマットとう
まく併用し、運営できているのではないか。
・ 入浴支援機器は、移乗もできるものがあったらいいとは思うが、導入するためには改
装も必要となり高額となるため、なかなか難しいのではないか。今あるものをうまく
使っていこうと考えており、入浴支援時の移乗支援機器(装着)の利用についても ICT
委員会に提案していけたらと考えている。
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