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参考 報告書(最終版)(5)介護現場でのテクノロジー活用に関する調査研究事業(報告書)​ (161 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》
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・ 入浴支援機器は 2 種類 4 台を導入。フロアごとに利用者の状態像を考慮した機器を導
入している。
・ リフトは、床走行式のリフトを利用している。スムーズに導入できた。
・ 見守り支援機器(10 台)は、来年度から運用開始予定。カメラ+バイタルを導入し、
PHSをスマホに切替える。都道府県の ICT導入に関する補助金で半額の補助を受
ける。全床導入ではなく、まずは 10 台導入する。
施設・事

・ 地上 3 階、定員 100 床の従来型施設。

業所I

・ 見守り支援機器(3 台)
、移乗支援機器(4 台)
、入浴支援機器(2 台)、介護業務支援機
器、リクライニング車いす(5 台)
、スライドボード、リフト(2 機種、3 台)を導入。
・ 見守り支援機器は、必要な方を決めて利用している。当初の導入目的はベッドから離
床した時のセンサーを活用した事故防止目的だったが、センサーのアラートが鳴りす
ぎてしまい、利用できていない。機器の調整も行ったがうまくいかず、使い方につい
て現在見直しを検討中(バイタルが測定できるので、身体状態が悪い方に絞って使う、
など)

・ 移乗支援機器はフル稼働している。当初 2 台だったものを翌年 2 台追加した。介護負
担が軽減される。
・ 移乗介助時にはリフトを利用している。
・ リクライニング車いすは、ベッドから車いすの方に使用。スライドして移乗する。ス
ライドボードと組み合わせると効果的である。立位をとれない利用者を無理に抱えな
いで移乗できる。
・ 入浴支援機器は、寝たまま使用する機器と座位で使う機器。利用者の状況に合わせて
使用している。浴槽の出入りの負担が減る。入浴後の着替えはストレッチャーを使っ
て職員が抱えなくていいようにしている。

2)現在利用中の介護現場のテクノロジーの評価
調査対象

ヒアリング結果

施設・事

・ テクノロジーを導入することで夜間帯は夜勤職員がすぐに訪室することが減ってい

業所G

る。見守り支援機器を看取りのケアとしても使っていることもあり、スタッフは何か
あったら知らせてくれる、過度な訪室を減らせる、離床や転落を含めて事故を未然に
減らすことができていると感じている。機器に頼り切っているわけでなく、目視も含
めて合わせてケアをしている。ただし、不具合がないわけではない。
・ 移乗支援機器を使うことで、トイレで排泄できている利用者がいる。また、1 週間に 20
枚程度おむつを節約できるといった効果もある。職員には、機器導入による良い面を
伝えるようにしている。業界として、一人でトイレに連れて行った方が早いよね、と
いう考え方を持つ職員がまだまだ多い。ICT 機器等を使う実感がまだ職員にはない。
・ 小さいヒヤリハットでも報告をあげてもらっている。ヒヤリハットがまだ少ないと考
えている。もう少しあがってくることで重大事故が少なくなると感じている。
・ 介護業務支援機器で事故報告している。報告内容は全職員に共有できている。ヒヤリ
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