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参考 報告書(最終版)(5)介護現場でのテクノロジー活用に関する調査研究事業(報告書)​ (169 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》
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4)テクノロジー導入決定時の施設課題、期待のポイント、その後の経緯
調査対象

ヒアリング結果

施設・事

・ 2016 年に見守り支援機器を初めて導入した際の施設・事業所の課題としてはベッドか

業所J

らの転落防止であった。その後、追加で導入したカメラ型の機器については転倒リス
クの高い方を中心に利用し、今ではバイタルタイプの見守り支援機器を全床に対して
活用している。
・ また、施設の課題としては、10 年前から同じ地域内で介護施設が増加したことと比例
し、介護職員の確保が難しくなり、施設としての魅力向上を図る必要と、より少ない
人数でもオペレーションを回せるように変化することが必要となり、テクノロジーの
導入の取り組みを始めた。
・ 施設の課題を解決するための様々な取り組みの中の一つとして、テクノロジーの活用
があると考えている。介護職員が不足している状況のなかで生産性向上の方策を検討
し、その取り組みの一つとしてテクノロジーを導入した順番で認識している。
・ 機器の導入については、現場の職員からの要望から始まり、補助金や実証事業を上手
く活用した。
・ 移乗支援機器を導入する際は複数機器間での比較を行い、値段や職員の使い勝手を考
慮して選定した。移乗支援機器については、職員の体格にあわせて違うサイズを追加
で購入し、また価格の値下げを受けても追加で購入した。
・ コミュニケーションロボットについては、施設のボランティアの医師の勧めもあり、
寄贈を受けて導入した。

施設・事

・ 1種目のセンサー付きマットレスについては転倒リスクが高い利用者を中心として活

業所K

用し、転倒リスクが低い利用者に対しては2種目のカメラ型センサーだけに移行して
いる。現在、全利用者に対して見守り支援機器を活用している。
・ 機器を活用するにあたっての課題はあまりないが、2種目の機器については、センサ
ー自体でデータの比較が可能になる、また数字の信ぴょう性が疑わしい場合もあるた
め、精度の改善などがされると良いと考えている。

5)介護現場のテクノロジーの今後の利用意向
調査対象

ヒアリング結果

施設・事

・ 今後は便のにおいで判別する等の排泄支援機器を導入したい。相対的に対応時間が増

業所J
施設・事

えた入浴支援の時間軽減も今後の課題。
・ 今後は記録時間の短縮を目指し、音声入力や記録の自動転記等の機能を活用したい。

業所K

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