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参考 報告書(最終版)(5)介護現場でのテクノロジー活用に関する調査研究事業(報告書)​ (151 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》
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・ 介護業務支援機器の導入によって、介護スキントラブルのあった方の写真を撮って申
し送りに貼り付けすると、看護師や相談員にタイムリーに情報共有することができる。
写真をすぐに共有できる機能は良い。今までであればデジカメで撮った写真をパソコ
ンに取り込んでプリントアウトして報告書に添付していたので、効率化につながって
いる。日々の記録や申し送り事項をノートパソコンやタブレット端末で共有できるよ
うになった。
・ インカムを使うと職員全体で情報共有ができる。事務所と居住棟が別の棟になってい
てもすぐに情報共有できる点が良い。
3)テクノロジーの導入に係る加算の活用状況
調査対象

ヒアリング結果

施設・事

・ 現状は、介護職員処遇改善加算を算定している。夜勤職員は0.8人。0.6人は難

業所A

しいと思っている。サービス提供体制加算は算定していない。
・ 当施設のケア体制に合致する加算を算定している。
・ マイナスに考えるのではなく、現状の人員で加算を算定できるのは良い。
・ 補助金を活用していない理由は、申請手続きが新型コロナ感染症の時期と重なったこ
とが主な理由である。欲しいものがあれば、補助金を使いたいと考えている。
・ 見守り支援機器を導入して見守りができることはわかるが、おむつは誰が交換するの
かという思いがある。人員を減らす方向の加算の考え方について、夜勤等で誰もいな
い階があって、アラートを受けて向かっていても、ベッドから落ちているのは当然と
いう印象を持ってしまう。見守り支援機器を導入したからといって単純に人を減らせ
ないと思う。

施設・事
業所B

・ 当施設の体制で取れる形だったため加算を算定している。人員配置の縛りが多いなか
で、人員を特定のユニットだけ減らすということは難しい。
・ 加算のメリットがあることは理解している。否定はしない。ただ、機器の導入に関す
る加算取得のための手続等の手間が増えるのはどうなのか。職員一人を確保するのが
本当に大変。介護を目指す人は本当に少ない。介護ロボットはあくまでもツールであ
る。使っているから良い、ということではないと思う。報告等のために手間を増やす
のは意味がない。
・ 新規導入時には補助金を受けた。だが、5~10年後の機器のリプレイスを考慮する
と、リプレイス時に自己資金での対応が求められるため、全床導入とせず、必要数の
部分導入とした。

施設・事

・ 夜間は 2 ユニットを一人の職員がみているため、巡回や、排泄介助どちらかのユニッ

業所C

トに入っていると、もう 1 ユニットで何かあると対応が難しく、これ以上は人員を削
れない。
・ 委員会について。見守り支援機器の導入など進める中で、委員会が必要だという話に
なり、委員会ができた。委員会ができたことでアンケートの実施など、職員の声を拾
って委員会を通して意見を出すことができるようになったなどのいい点があった。
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