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資料5 避難確保計画の作成・活用の手引き(改定案) (55 ページ)

公開元URL https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/koreisha_hinan_follow-up/index.html
出典情報 令和3年度高齢者施設等の避難確保に関する検討会(フォーロアップ会議)(第2回 2/24)《国土交通省・厚生労働省》
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<情報収集と情報伝達>
防災情報等の入手先を把握し、担当者がその入手方法をマスターしておくことによって、
緊急時に迅速な情報収集が可能となります。機器の操作を含めて訓練するようにしましょう。
情報伝達については、情報伝達の確認に加え、いつ、どういった情報を、どのように伝達
するのかを確認する訓練にしましょう。情報伝達先の参加を得て訓練を実施するとより実戦
的な訓練になります。
<役割分担と人員配置>
原則として、避難確保計画に定めた組織の構成や役割分担、人員配置のもとで訓練を実
施しましょう。訓練により避難確保計画に定めた体制に問題はないか、施設利用者の避難
支援が円滑に実施できるかどうかを確認することが必要です。
<避難先や避難経路の確認事項>
実際に現地を見て避難先や避難経路を確認しましょう。
避難先については、収容人数や備蓄品のほか、施設利用者の支援等が可能であるか、
避難を開始する際に開所するかどうか等を確認するようにしましょう。
避難経路については、土砂崩れや浸水のおそれはないか等を確認するようにしましょう。
計画している避難経路が通行できなくなることも想定し、複数の経路を検討しておくことをお
勧めします。
<避難時間や避難開始基準の確認事項>
施設利用者全員の避難を完了するために要した時間を確認しましょう。訓練に参加する
施設利用者の人数を限定する場合は、施設利用者の特性や避難方法ごとに一人あたりの
避難時間を確認し、施設利用者全員の避難時間を推定する方法が考えられます。
<避難設備、装備品、備蓄品、持ち出し品>
避難に必要なエレベーターや階段、スロープ、階段昇降機の点検やストレチャーや担架
等の装備品の確認、食糧等の備蓄品の確認、施設外の避難先への持ち出し品の数量等を
確認するようにしましょう。不足している装備品等があれば訓練前に可能な限り確保しておく
ことが必要です。
社会福祉施設や病院においては、施設利用者の特性に応じて必要となる装備品や持ち
出し品が異なると考えられます。施設利用者にあった避難支援や支援ができるよう、必要な
装備品や持ち出し品を確認するようにしましょう。

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