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資料5 避難確保計画の作成・活用の手引き(改定案) (35 ページ)

公開元URL https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/koreisha_hinan_follow-up/index.html
出典情報 令和3年度高齢者施設等の避難確保に関する検討会(フォーロアップ会議)(第2回 2/24)《国土交通省・厚生労働省》
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<AAR(After Action Review)>
○ AAR(After Action Review)とは、アメリカ陸軍で実践される事後検証の仕組みであり、
演習の終わりに参加者が集まって議論し、課題とその解決策を参加者全員で導き出す
ことで、その後の改善につなげるシステムです。
○ AAR による検証では、以下の 4 つの質問を軸に議論を行います。
①何をしようとしたのか?
②実際には何が起きたのか?
③なぜそうなったのか?
④次回すべきことは何か?
○ 災害時や避難訓練の振り返りにおいても、AAR は有効であるとされており、訓練を行っ
た当事者が訓練の対応を振り返り、次への改善に向けて参加者が話し合う場を設けるこ
とで、実際の災害や次の訓練に確実に活かしていくことが重要です。軸となる 4 つの質
問に沿って、何をしようとして何ができなかったのか、また、なぜそうなってしまったのか、
その反省を活かして何をすべきかをみんなで議論し、改善点を次の訓練や避難確保計
画に反映しましょう。
(5) 市町村への避難訓練結果の報告
避難訓練の結果については、水防法や土砂災害防止法に基づき、市町村に報告する必
要があります。本項には、避難訓練結果の報告の内容やタイミング等の計画を記載しましょ
う。
避難訓練実施後は、概ね1ヶ月以内を目安に訓練結果を市町村に報告しましょう。なお、
訓練を複数回に分けて実施する場合には、最終回にまとめて報告することができます。詳し
くは市町村にお尋ねください。
報告する内容は、「実施日時」、「実施場所」、「想定した災害の種別」、「訓練の種類と内
容」、「訓練参加者と参加人数」、「訓練実施責任者」、「訓練で確認した事項」、「訓練によっ
て確認された課題とその改善方法」等としてください。避難訓練結果の報告様式については、
本手引き第 9 章に掲載していますので参考にしてください。
訓練によって明らかになった課題への対応策については、必要に応じて市町村から助言
等を受けることができますので、市町村にご相談ください。

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