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資料5 避難確保計画の作成・活用の手引き(改定案) (23 ページ)

公開元URL https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/koreisha_hinan_follow-up/index.html
出典情報 令和3年度高齢者施設等の避難確保に関する検討会(フォーロアップ会議)(第2回 2/24)《国土交通省・厚生労働省》
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(3) 防災体制確立時の組織構成と役割分担
限られた時間に迅速かつ確実に施設利用者の避難を確保するためには、施設の体制を
機能的に組織し、施設職員の役割分担を適切に定めておく必要があります。本項には、防
災体制を確立した際の組織構成(班編成)と役割分担を記載しましょう。
具体的には、全体を指揮する「統括指揮者」を定め、防災気象情報の収集や情報の伝達
を担当する「情報連絡班」や施設利用者の避難支援(避難誘導)を担当する「避難誘導班」、
避難に必要な設備や装備品、備蓄品、避難先への持ち出し品等を点検し準備する「装備品
等準備班」等を編成することが考えられます。なお、組織構成や役割分担については、防災
体制のレベルによって異なる場合があるため、それぞれの段階ごとに記載しておく必要があ
ります。
表 8 防災体制確立時の組織構成と役割分担の例

レベル

統括指揮者
・状況把握、指揮

災害への心
・体制確立の判断
構えを高め
・事前休業の判断
る段階
・状況把握、指揮
・施設職員等召集

注意体制

・(避難開始判断)

情報連絡班

避難誘導班

装備品等準備班

・気象情報等収集

・(避難誘導体制の
確認)

・(避難に必要な設
備や装備品、備蓄
品、避難先への持
ち出し品等を点検
し準備)

・避難誘導体制の
確認

・ 避 難 に必 要 な設
備や装備品、備蓄
品、避難先への持
ち出し品等を点検
し準備

・施設職員への情
・(避難ルートの確
報伝達
認)
・気象情報、水位
情 報 、避 難 情 報 、
避難先情報等の収

・施設職員や避難
支援協力者へ連絡

・状況把握、指揮
・避難開始判断

警戒体制

・避難ルートの確認
・(避難誘導開始)

・移動用車両の手


・ 気 象 情 報 、 水 位 ・避難誘導開始
情報、避難情報等
の収集
・利用者家族等へ
の連絡

非常体制

・ 避難先での利用
者支援の監督

・市町村等への連 ・避難完了の確認

・ 避難先での利用
者支援

・(緊急安全確保の
判断)

・(緊急安全確保の
誘導)

- 20 -

・移動用車両の確

・ 避 難 先 への 持 ち
出し品等を運搬

・市町村等への連

・状況把握、指揮

・要配慮者等の装
備品の装着

・避難先での持ち
出し品等の管理