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資料5 避難確保計画の作成・活用の手引き(改定案) (26 ページ)

公開元URL https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/koreisha_hinan_follow-up/index.html
出典情報 令和3年度高齢者施設等の避難確保に関する検討会(フォーロアップ会議)(第2回 2/24)《国土交通省・厚生労働省》
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第4章 避難の誘導に関する事項
(1) 避難先の考え方
施設利用者の安全を確保する上で、避難先の選択は極めて重要です。「立退き避難」を
選択せず「屋内安全確保」を選択する場合には、その適切性について確認が必要です。本
項には、「立退き避難」と「屋内安全確保」のどちらを選択するのかを、理由を含めて記載し
ましょう。
立退き避難は、浸水想定区域等の災害リスクにある区域等に所在する施設を離れ、浸水
想定区域外の避難先に避難することであり、避難行動の基本です。
一方、浸水想定区域等の災害リスクのある区域等に所在する施設であっても、浸水深より
高い階に移動することによって、施設利用者の安全を確保することが可能な場合があります。
こうした施設において、施設内に留まって避難するのが「屋内安全確保」です。
なお、施設自体は災害リスクのある区域等にあり浸水するおそれがあるため、想定浸水深
や浸水継続時間、建物の構造や階数等(表 10 参照)を平時から確認し、屋内安全確保の
可否を判断してください。
ただし、津波や土砂災害については、家屋等の建物の破壊や人的被害の発生など甚大
な被害を引き起こすことも多く、加えて、地形そのものが変化する場合があるため、立退き避
難を選択するのが基本です。

図 10 避難先選定の考え方

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