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資料3 社会保障① (41 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20251105zaiseia.html |
| 出典情報 | 財政制度分科会(11/5)《財務省》 |
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調剤技術料の適正化の必要性②
○ 調剤薬局の利益率は一貫して高水準で推移してきたにもかかわらず、これまでの診療報酬改定で十分な適正化が行われることはなく、
調剤報酬は、医科・歯科と同水準で技術料が伸びるよう、改定率が設定されてきた。
○ さらに、処方箋1枚あたりの技術料の伸びは、過去の報酬改定における調剤報酬(技術料)の改定率を大きく上回って伸⾧しており、
予算によるコントロールが機能していない。
調剤技術料の増加幅について(一部再掲)
調剤薬局1施設あたり利益率の推移
9.1%
10.0%
8.0%
6.0%
8.3%
7.0%
5.3%
7.7%
6.8%
5.4%
6.6%
6.6%
5.9%
○ 処方箋1枚あたり技術料の伸びの実績を見ると、調剤報酬の技術料の改定率
を大きく上回って伸び続けている。
5.4%
(2012年=100)
120
4.0%
2.0%
0.0%
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
(年)
(出所)2011年度から2022年度の調剤薬局(いずれも法人立)の利益率:厚生労働省「医療経済実態調査」
(注) 中小企業における平均経常利益率は、財務省「法人企業統計」より作成(資本金1億円未満の金融業・保険業以外
の業種における、売上高に占める経常利益の割合)
○ 過去十数年に渡る診療報酬改定においては、医科:歯科:調剤の比率を
1:1.1:0.3とすることで、各科の技術料の伸びが同水準となるよう、各科の
改定率が決定されてきた。
約75%
歯科の医療費
調剤の医療費
約7%
約18%
技術料
(30%程度)
技術料
(80%程度)
技術料
(90%程度)
調剤報酬(技術料)の改定率(2012=100)
:
1.1
※ 2024年8月の社会医療診療行為別統計を踏まえ、財務省作成。
117
処方箋1枚あたり
技術料の伸び
114
112
110
109
108
106
106
103
101
102
100
薬剤費等(10%程度)
116
処方箋1枚当たり技術料の伸び(2012=100)
100
薬剤費等
(20%程度)
1
116
104
薬剤費等
(70%程度)
各科改定率の比率
118
118
114
調剤報酬改定率設定の経緯
医科の医療費
120
100
100
調剤報酬(技術料)
の改定率
103
101
100
106
101
101
102
102
102
102
103
103
103
2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 (年)
:
0.3
(出所)処方箋1枚あたり技術料は、厚生労働省「調剤医療費(電算処理分)の動向」及び日本薬剤師会「保険調剤の動向」
調剤報酬(技術料)の改定率は、過去の診療報酬改定における調剤報酬の改定率を技術料の改定率に換算し、財務省が作成。
(注) 消費税率引上げ時の報酬改定に係る改定率分は含んでいない。
【改革の方向性(案)】
○ 調剤報酬については、過去の改定率を大きく超えて実際の技術料が伸びてきたことも踏まえれば、適正化の方向で検討すべき。
40
○ 調剤薬局の利益率は一貫して高水準で推移してきたにもかかわらず、これまでの診療報酬改定で十分な適正化が行われることはなく、
調剤報酬は、医科・歯科と同水準で技術料が伸びるよう、改定率が設定されてきた。
○ さらに、処方箋1枚あたりの技術料の伸びは、過去の報酬改定における調剤報酬(技術料)の改定率を大きく上回って伸⾧しており、
予算によるコントロールが機能していない。
調剤技術料の増加幅について(一部再掲)
調剤薬局1施設あたり利益率の推移
9.1%
10.0%
8.0%
6.0%
8.3%
7.0%
5.3%
7.7%
6.8%
5.4%
6.6%
6.6%
5.9%
○ 処方箋1枚あたり技術料の伸びの実績を見ると、調剤報酬の技術料の改定率
を大きく上回って伸び続けている。
5.4%
(2012年=100)
120
4.0%
2.0%
0.0%
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
(年)
(出所)2011年度から2022年度の調剤薬局(いずれも法人立)の利益率:厚生労働省「医療経済実態調査」
(注) 中小企業における平均経常利益率は、財務省「法人企業統計」より作成(資本金1億円未満の金融業・保険業以外
の業種における、売上高に占める経常利益の割合)
○ 過去十数年に渡る診療報酬改定においては、医科:歯科:調剤の比率を
1:1.1:0.3とすることで、各科の技術料の伸びが同水準となるよう、各科の
改定率が決定されてきた。
約75%
歯科の医療費
調剤の医療費
約7%
約18%
技術料
(30%程度)
技術料
(80%程度)
技術料
(90%程度)
調剤報酬(技術料)の改定率(2012=100)
:
1.1
※ 2024年8月の社会医療診療行為別統計を踏まえ、財務省作成。
117
処方箋1枚あたり
技術料の伸び
114
112
110
109
108
106
106
103
101
102
100
薬剤費等(10%程度)
116
処方箋1枚当たり技術料の伸び(2012=100)
100
薬剤費等
(20%程度)
1
116
104
薬剤費等
(70%程度)
各科改定率の比率
118
118
114
調剤報酬改定率設定の経緯
医科の医療費
120
100
100
調剤報酬(技術料)
の改定率
103
101
100
106
101
101
102
102
102
102
103
103
103
2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 (年)
:
0.3
(出所)処方箋1枚あたり技術料は、厚生労働省「調剤医療費(電算処理分)の動向」及び日本薬剤師会「保険調剤の動向」
調剤報酬(技術料)の改定率は、過去の診療報酬改定における調剤報酬の改定率を技術料の改定率に換算し、財務省が作成。
(注) 消費税率引上げ時の報酬改定に係る改定率分は含んでいない。
【改革の方向性(案)】
○ 調剤報酬については、過去の改定率を大きく超えて実際の技術料が伸びてきたことも踏まえれば、適正化の方向で検討すべき。
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