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資料3 社会保障① (38 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20251105zaiseia.html |
| 出典情報 | 財政制度分科会(11/5)《財務省》 |
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調剤薬局をめぐる状況
○ 日本の薬剤師数は一貫して増加しており、その結果、先進国の中でも人口あたりの薬剤師数が際立って多い水準に達している。医療
関係職種におけるタスクシフト・シェアの進展を考慮するとしても、人口減少が進む中で、この人数が適正であるかにはなお疑問が残る。
○ また、薬剤師数の増加に伴い調剤薬局も増加の一途を辿っているが、小規模な施設が乱立し、診療所や病院の近隣に群集する現
状は、業界の非効率性を象徴している。今後は、薬局の集約化や大規模化に向けた取組が不可避である。
◆調剤薬局数の推移
◆薬剤師数の推移
日本における薬剤師数の推移
(人/10万人)
(万人)
35
30
25
20
15
10
32.232.4
31.1
人口10万人あたり薬剤師数(右軸)
30.1
28.028.8
26.827.7
25.3
24.1
255 259
23.0
246
21.7
237
20.6
19.4
220 227
17.7
216
210
198
189
180
薬剤師総数(左軸)
171
163
154
142
1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022
約19%増加
270
240
210
6.0
5.7
180
150
120
人口千人あたり薬剤師数の国際比較(2022年度)
2.5
60
300
5.5
5.5
42.9
5.0
(人)
5.8
5.8 5.9
43.7
44.8
45.4 45.9
2.0
47.0 47.5
6.1
6.2
55
48.3
49.2
49.9
50
45
人口10万人あたり薬局数(右軸)
1.4 1.3
1.2
1.1 1.0
1.0
1.0 1.0 0.9
0.9 0.9 0.9 0.8
0.8 0.8 0.8 0.8 0.7
0.7 0.7 0.7 0.7 0.6
40
4.5
35
薬局総数(左軸)
0.6
0.5
(出所)OECD Data Explorer(2025年4月15日閲覧)(注)ステータス「practicing」(活動中)の数値。
オランダ
アイスランド
ドイツ
ノルウェー
エストニア
ニュージーランド
チェコ
ポーランド
スロベニア
イスラエル
オーストリア
韓国
ハンガリー
ラトビア
フランス
イギリス
リトアニア
オーストラリア
カナダ
ポルトガル
アイルランド
スペイン
ベルギー
日本
0.2
イタリア
0.0
46.2 46.6
6.0
6.0
6.2
41.4
2.0
1.5
5.9
5.6
5.3
(各年12月31日現在)
(出所)厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計」(2022年)
(施設数/10万人)
(施設数(万))
6.5
4.0
30
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
(年度末)
(出所)厚生労働省「衛生行政報告例」、総務省「人口推計」
【改革の方向性(案)】
○ 薬剤師と薬局の増加に歯止めがかからないのは、希少な医療資源の適正配分の観点からも問題。産業構造の改革が急務である。
37
○ 日本の薬剤師数は一貫して増加しており、その結果、先進国の中でも人口あたりの薬剤師数が際立って多い水準に達している。医療
関係職種におけるタスクシフト・シェアの進展を考慮するとしても、人口減少が進む中で、この人数が適正であるかにはなお疑問が残る。
○ また、薬剤師数の増加に伴い調剤薬局も増加の一途を辿っているが、小規模な施設が乱立し、診療所や病院の近隣に群集する現
状は、業界の非効率性を象徴している。今後は、薬局の集約化や大規模化に向けた取組が不可避である。
◆調剤薬局数の推移
◆薬剤師数の推移
日本における薬剤師数の推移
(人/10万人)
(万人)
35
30
25
20
15
10
32.232.4
31.1
人口10万人あたり薬剤師数(右軸)
30.1
28.028.8
26.827.7
25.3
24.1
255 259
23.0
246
21.7
237
20.6
19.4
220 227
17.7
216
210
198
189
180
薬剤師総数(左軸)
171
163
154
142
1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022
約19%増加
270
240
210
6.0
5.7
180
150
120
人口千人あたり薬剤師数の国際比較(2022年度)
2.5
60
300
5.5
5.5
42.9
5.0
(人)
5.8
5.8 5.9
43.7
44.8
45.4 45.9
2.0
47.0 47.5
6.1
6.2
55
48.3
49.2
49.9
50
45
人口10万人あたり薬局数(右軸)
1.4 1.3
1.2
1.1 1.0
1.0
1.0 1.0 0.9
0.9 0.9 0.9 0.8
0.8 0.8 0.8 0.8 0.7
0.7 0.7 0.7 0.7 0.6
40
4.5
35
薬局総数(左軸)
0.6
0.5
(出所)OECD Data Explorer(2025年4月15日閲覧)(注)ステータス「practicing」(活動中)の数値。
オランダ
アイスランド
ドイツ
ノルウェー
エストニア
ニュージーランド
チェコ
ポーランド
スロベニア
イスラエル
オーストリア
韓国
ハンガリー
ラトビア
フランス
イギリス
リトアニア
オーストラリア
カナダ
ポルトガル
アイルランド
スペイン
ベルギー
日本
0.2
イタリア
0.0
46.2 46.6
6.0
6.0
6.2
41.4
2.0
1.5
5.9
5.6
5.3
(各年12月31日現在)
(出所)厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計」(2022年)
(施設数/10万人)
(施設数(万))
6.5
4.0
30
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
(年度末)
(出所)厚生労働省「衛生行政報告例」、総務省「人口推計」
【改革の方向性(案)】
○ 薬剤師と薬局の増加に歯止めがかからないのは、希少な医療資源の適正配分の観点からも問題。産業構造の改革が急務である。
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