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資料3 社会保障① (23 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20251105zaiseia.html
出典情報 財政制度分科会(11/5)《財務省》
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(参考)診療所における1受診あたりの医療費の推移及び物価上昇率との比較
○ 診療所の1日あたり医療費(≒1受診あたり医療費)は、コロナ禍で急増した反動により足元での減少傾向が見て取れるが、コロナ禍前よ
りも依然高い水準(A)。(2022年・2023年と2024年の比較だけでは正当な評価が困難。)さらに、コロナ禍で顕著に減少していた受診
延日数は、コロナ禍前の水準に戻ってきている(B)。
○ 結局、国民一人あたり医療費は、コロナ禍を挟んで、着実に伸び続けているのが実態(C)。物価上昇率との関係では、国民1人あたり医療
費・1受診あたり医療費ともに、物価が低迷する中にあってもほぼ一貫して増加しており、2019年以降で見ても、物価上昇率が年平均
1.9%の伸びであるのに対して、国民1人あたり医療費は年平均3.1%、1受診あたり医療費は年平均2.4%増加している。
 医科診療所1施設あたり利益率の推移
12.0%
10.0%
8.0%
6.0%
4.0%
2.0%
0.0%

 医療費(医科診療所・入院外)の伸びと物価上昇率

医科診療所1施設あたり利益率

9.6%
5.7%

9.1%

6.8%

6.0%

6.2%

6.1%

6.0%

8.7%

6.5%

+2.4%/年

140
4.2%

126.5
2011

2012

2013

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021

130

2022

137.3

(出所)2011年度から2022年度の診療所(いずれも医療法人立)の利益率:厚生労働省「医療経済実態調査」
(注) 中小企業における平均経常利益率は、財務省「法人企業統計」より作成(資本金1億円未満の金融業・保険業以外の業種における、売上高
に占める経常利益の割合)

 1受診あたりの医療費の伸び(医科診療所・入院外)

(円)
8,000
7,500
7,000

14

(B)

10

6,905円

(A)

6,079円

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

2006

2005

2004

0

2003

5,000
2002

2
2001

5,500

112.7
103.0

6
4

+3.1%/年

121.9

110

8

5,460円

2000

(C)

診療所の国民1人あたり医療費

12

診療所の受診延日数
(右軸)

診療所の1受診あたり
医療費(左軸)

診療所の1受診あたり医療費

(億日) 120

7,562円

6,500
6,000

138.5

9.7%

+1.9%/年

100

消費者物価指数

新型コロナウイルス感染症が
医療費に影響した例外的期間

90

(年度)

(出所)厚生労働省「医療費の動向調査」、総務省「消費者物価指数(総合指数)」、総務省「人口推計」
(出所)厚生労働省「医療費の動向調査」
(注1)1受診あたりの医療費は、医療費の総額を受診延日数で除して得た値。平均増加率は、始点から終点までの増加率を年数のべき乗根で算出。 (注1)1受診あたり医療費は、医療費の総額を受診延日数で除して得た値。
(注2)国民1人あたり医療費は、受診延日数を人口で除した「国民1人あたり受診日数」に1日あたり医療費を乗じて得た値。
(注2)薬剤費は院内処方の場合を除き含まれない。 (注3)新型コロナに係る補助金は単価に影響を与えない。
(注4)診療報酬の特例や不妊治療の保険適用による影響は、一定の仮定を置いた推計で、370円程度(2022年度ベース)
(注3)消費者物価指数については、2020年基準の指数を用いており、便宜上、2000年度の指数を100としている。

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