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資料3 社会保障① (20 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20251105zaiseia.html
出典情報 財政制度分科会(11/5)《財務省》
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診療所を巡る状況
○ 近年、日本の診療所の数は増加傾向が続いているが、そのような状況下においても、無床診療所の平均利益率は、2023年度に9.3%、
2024年度に6.4%と依然として高水準を維持している。さらに、財務省の機動的調査によれば、無床診療所の利益剰余金は、1施設あた
りで、2023年度に1.31億円、2024年度に1.35億円と高水準を保っており、多くの診療所に経営余力が引き続き存在すると考えられる。
(利益率)

厚生労働省「医療経済実態調査」

10.7%

無床診療所

10.0%

9.2%

8.0%

4.0%

9.3%

9.0%

8.8%

6.0%

厚生労働省
「経営情報データベース」

7.1%
5.8%

6.5%

6.2%

6.0%

6.2%

6.3%

6.4%
5.0%

3.8%

4.4%

3.8%
3.0%
2.2%

2.0%

2.0%

1.8%

2.1%

4.1%

2.6%

2.3%
1.6%

1.2%

病院
0.1%

0.0%
2011

2012

2013

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023

2024 (年度)

(注1)医療経済実態調査は2年に1回(西暦の奇数年)実施され、その前年度と前々年度の経営状況を調査しているが、調査回ごとに対象の医療機関が異なるため、異なる調査回の間での比較は困難。
一方、厚生労働省「経営情報データベース」は、同一の母集団に対する悉皆調査であり、各年の集計結果同士を経年比較可能と考えられる。

(注2)医療経済実態調査に係る利益率は、一般病院(医療法人立)及び一般診療所(医療法人立・入院診療収益なし)に係る補助金を含んだ利益率(医業収益及び介護収益の合計額に対する総損益差額(診療所は損益差額)の
割合)。厚生労働省「経営情報データベース」に係る利益率は、それぞれ一般病院(医療法人立)及び一般診療所(医療法人立・入院収益なし)に係る経常利益対経常収益。

(出所)2011年度から2022年度の無床診療所及び病院の利益率:厚生労働省 「医療経済実態調査」(病院:集計1、診療所:集計2)。2023年度から2024年度までの無床診療所及び病院の利益率:厚生労働省「経営情報データベース」
(2025年10月24日福祉医療機構公表分)。

【改革の方向性】(案)

○ 診療所については、依然として高水準にある利益率や利益剰余金を踏まえ、適正化の方向で検討すべき。

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